シーズン最終戦となった22節、最初に動いたのはNAC神戸レオネッサ。12分、#9 田中美南が相手DFをフェイントで抜き落ち着いてシュートを決めると、直後に#11 髙瀬愛実が絶妙なタイミングで裏に抜け、鋭いシュートを放ち追加点。 43分には再び田中が決めて試合を折り返します。後半が始まり、大宮アルディージャVENTUSも追い上げます。68分、#27 髙橋美夕紀がゴール前で上がったクロスに頭で合わせ1点を返します。しかしI神戸の勢いは止まらず、77分に田中がこの日3点目を決めハットトリックを達成。80分には#17 成宮唯が5点目を決め点差を大きく広げます。それでも最後まで諦めなかった大宮Vは90+4分に#17 鳥海由佳が WEリーグ初ゴールを決めますが、タイムアップ。初代王者のI神戸が5得点を奪い快勝を収めました。
優勝が決まった後の試合で、いろんな側面があり、ラストゲームでもありました。また、田中選手の得点王にチームとしてもチャレンジしました。いつもより重心も高く、得点を多く取るスタイルを取りました。髙瀬選手の通算100ゴールも見たかったですし、その中である程度想定通りの試合ができて、浦和とベレーザの試合経過も耳にしながらとなりましたが、それは試合に対する新たなモチベーションにしようという意味で、前半は良い形で得点が取れたと思います。田中選手が後半戦に活躍してくれたことが優勝に近づいた1つの要因です。得点王というところでは結果は残念でしたが、今日の5-2のような打ち合いのゲームも自分たちはできるということ、今シーズン全員で戦ってきたことで、多くの選手を起用できたことも良かったと思います。
続きを読む