前回対戦は1-1の引き分けに終わった、マイナビ仙台レディースを率いる松田岳夫監督と、INAC神戸レオネッサを率いる星川敬監督の師弟対決。試合は両者が常にゴールに向かう姿勢を見せ、緊張感のある展開に。均衡が破れたのは85分、I神戸#7中島依美のクロスを#9田中美南が押し込み、待望の先制ゴールを決めます。これが決勝点となり、I神戸が2試合連続のクリーンシートで上位対決を制しました。
前回の対戦は1-1だったので、タフなゲームになることを予想していました。前節のジェフ戦から少し変えたシステムが当たったことが、前半が良かった要因です。ただ後半は対応されて相手のプレッシャーが速くなったことによって、少し後手に回ってしまいました。途中から盛り返してポゼッションを確保できていたので、それが最後のゴールに繋がったと思っています。
続きを読む
前半の入りで私たちが先手を取れてゴール前まで行けていたのですが、なかなか決定的なチャンスを作れなかったことは課題だと思います。後半はそれに対応してきた仙台に対してミスが目立ってしまい、相手ボールの時間が長かったところも課題です。後ろの選手みんなが気持ちを前面に出してゴールを守ってくれていたので、だからこそ最後にあのゴールが生まれたのかなと思います。
——得点シーンを振り返って
良いかたちでボールをもらって、1対1で相手ディフェンスの対応を見て行けると思ったので思い切って仕掛けました。1個目のチャンスで決められなかったものの、セカンドボールをくれたので、少し緊張しましたが、最後は気持ちで押し込みました。
続きを読む
前半は相手のプレッシャーにリズムを作れず、全部潰してしまったイメージです。後半は相手の起点を潰すなど、1対1でのチャレンジを強調してゲームを組み立てました。前半はずるずるラインを下げながらフォワードに起点を作られるところと、中盤で相手に前を向かれるシーンが多いところが良くなかったので、そうならないように組み立てながら攻撃に転じる、ということを一番強調してやってきました。相手側でゲームはできましたが、シュートを打てるか打てないかが勝敗の分かれ目だったと思っています。
続きを読む