3月8日は国際女性デー(International Women’s Day)です。「国際女性デー」は、1904年3月8日にニューヨークで婦人参政権を求めたデモが起源となり、国連によって1975年に制定されました。女性たちの勇気と決断を称える日とされています。女性の地位向上や男女平等を目指すだけではなく、様々なジャンルで活躍する女性をサポートすることで、男性も含めたすべての人々が暮らしやすい世界を目指すものです。WEリーグが理念に掲げる「一人ひとりが輝く社会」の実現に通じる意義ある日です。
公益社団法人日本女子プロサッカーリーグ(WEリーグ)は、3月8日「国際女性デー」に合わせて、選手やスタッフ、ファン・サポーターが安心・安全に試合を楽しむために、既に実施しているACTIONと今後実施していく施策について発表いたします。
日本サッカー協会(JFA)では、3月8日の国際女性デーを「JFA女子サッカーデー」と定め、女子サッカーについて考え、広げる一日としています。日本初の女子プロサッカーリーグであるWEリーグは、女子サッカーの普及強化だけではなく、女性活躍社会を牽引するという使命をもって2021年に設立されました。サッカーが老若男女に愛され、社会に貢献できるスポーツであるために、女子サッカーの発展は欠かせません。
またWEリーグは、日本にまだ多くない「女性プロスポーツ」を根付かせるという使命も掲げています。その際に重要なのは、女性アスリートが安心して競技に打ち込める環境の整備です。例えば暴力や暴言の根絶、性的な見られ方からの回避、安心して働けるキャリアのあり方、出産や育児と両立できるルール作りなど、そこには多くのチャレンジが存在しています。 スポーツがみんなを幸せにする存在であるために、その中心にいるアスリートを守り、輝かせるべく、WEリーグは様々な取り組みを行って参ります。
第6回 WE ACTION MEETINGで「ファンやサポーターとの関わり方」について、女性アスリートの権利に関する身近な課題として取り上げられました。
国際女性デーをきっかけに女性アスリートがプレーをしている環境にスポットライトを当て、選手やスタッフ、ファン・サポーターが安心・安全に試合を楽しむために、選手やチームの魅力が伝わる環境づくりへの協力を促していくACTIONに随時取り組んでいきます。
WEリーグクラブの選手、スタッフおよびWEリーグ、なでしこリーグの事務局員を対象にした相談窓口の運用を開始しました。
WEリーグに関わる選手・コーチ・スタッフが、働き方に関係なく、ハラスメント、人間関係やキャリアの悩み、メンタルケアなどを相談できる窓口を開設することで、働く際の問題の深刻化を事前に防ぎ、安心・安全にそれぞれのミッションに打ち込める状態を維持できる環境づくりに努め、WEリーグの継続的な発展につなげていきます。