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レポート
2024.02.01
第6回 WE ACTION MEETING を開催 “女子アスリートが安心・安全に競技ができる環境を整える”


公益社団法人日本女子プロサッカーリーグ(WEリーグ)は、2024年1月23日に第6回 WE ACTION MEETINGを開催しました。WEリーグクラブスタッフ、WEリーグパートナー企業、他競技団体、WEリーグ事務局スタッフ等から集まった計30名が、約2時間にわたり“女子アスリートが安心・安全に競技ができる環境を整える”をテーマにグループワークショップを行いました。


各クラブのスタッフから、女子アスリートにまつわる身近にある様々な課題が共有され、次にグループの全員で「目指したい姿」・「課題解決に向けたアプローチのアイデア」・「実現性について」と順序立てて議論を進めました。WEリーガーをはじめ多くの女性アスリートが直面する「SNS等での誹謗中傷や付きまとい行為の防止」・「セカンドキャリアパスウェイ」・「女性特有の身体メンテナンス」などについて、約50分間にわたって積極的に議論が交わされました。


グループでのディスカッションの最後には、「ファンやサポーターとの関わり方のガイドラインを設け、クラブや選手向けの研修を行う」・「OGのセカンドキャリアの事例を調査して現役選手に周知する」・「ファンの方とオープンな交流ができる場を開設する」「Jリーグを参考に課題解決する」などのアイデアや意見をグループごとに発表し、参加者全員で共有しました。

年代・性別・職種も違う立場で取り組んだからこそ導き出された解決案に対し、WEリーグとして真摯に向き合うことを約束して終了しました。

参加者コメント
パーソルキャリア株式会社 山田優梨菜さん

私は元々スキージャンプの選手だったので共感する部分が多かったです。クラブやスポーツ団体が「選手の気持ちを理解したくても分かりづらい」という壁が課題なのではないかと思いました。今回、選手・現場サイド、競技団体、パートナー企業それぞれの目線でアイデアを出し合い、一体となって考えていくことで良い機会になりました。特にそれぞれが持つSNSへの関り方も年々変化していて、コミュニケーションツールからPRツールへと変わってきているように感じます。パートナー企業の一員として、時代に合わせた発信や取り組みをしていきたいです。

ノジマステラ神奈川相模原 小室瑞紀さん

今回、様々なクラブの事例やパートナー企業だからこそ考えられる施策などを知ることができてとても良い機会になりました。私はクラブスタッフとして選手から相談を受けたり、広報としてクラブの取り組みを表明したりする立場にあります。(N相模原は)女子単独クラブなので自分たちで作らなければいけないことが多くありますが、同じグループになった新潟Lと浦和のスタッフの方に男女のチームがあるクラブならではの考えを聞くことができて視野が広がりました。これからの業務に活かしていきたいです。

クラシエ株式会社 黄子綾さん

私は弊社ビジョンである「CRAZY KRACIE」を推進する部署で働いています。男性幹部の多い会社でありますが、新しいチャレンジをしていくためには女性活躍や多様性を受け入れる風土醸成が大事になり、今回のWE ACTION MEETINGは貴重な機会になりました。ディスカッションのなかで「女性だから」というよりも「そうではないところに問題がある」ということが見えました。例えば、「選手とファンの間のガイドラインがない」「研修内容を時代に合わせる」など問題に対する解決方法が必要で、あまり「女性だから」・「女性なので」と特別に捉えないのも大事だと思いました。今回の課題解決に向けて実行するところまで一緒にアクションしたいです。

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