公益社団法人日本女子プロサッカーリーグ(WEリーグ)は本日、WEリーガーやWEリーグ周辺ではたらく方にスポットライトをあてたドキュメンタリー特別動画シリーズ「WE LIFE ~WEリーグの主人公たち~」第11回を配信しました。第11回は、三菱重工浦和レッズレディースの猶本光選手。U-20世代から注目を浴びる中での葛藤や、WEリーグ・なでしこジャパンに対する思いを伺いました。「結果で実らせていく時期」と語る今、2022-23WEリーグではベストイレブンを受賞。7月に開幕するFIFA女子ワールドカップ 2023のメンバーに選出された猶本選手に迫ります。
本動画シリーズは、WEリーグシルバーパートナーであるパーソルグループとともに制作・配信しており、たくさんの人々が性別を超えてさまざまな職業や役割で活躍する様子を社会に伝え、キャリア支援にもつなげていくことを目的としています。WEリーグ公式YouTubeやパーソルグループ公式YouTubeなど各メディアにて順次公開します。
第11回は、三菱重工浦和レッズレディースの猶本光選手に密着取材。日々のトレーニングや試合でのプレーへのこだわりを語っていただきました。2022-23 WEリーグを優勝し、ベストイレブンとしてFIFA女子ワールドカップ 2023に臨む猶本選手の姿をご覧ください。
「WE LIFE ~WEリーグの主人公たち~」
第11回 猶本光選手(三菱重工浦和レッズレディース)
猶本光(なおもと・ひかる)選手プロフィール
1994年(平成6年)3月3日生まれ、福岡県出身。2012年に福岡J・アンクラス(なでしこリーグ)より浦和レッズレディース(当時)に加入。2018年にはドイツ女子サッカー・ブンデスリーガのSCフライブルクへ移籍。2020年に浦和レッズレディース(当時)へ復帰するとなでしこリーグ優勝へ貢献。2022-23シーズンは攻撃の中心としてチームを牽引しリーグ戦20試合出場7得点を記録。ベストイレブンに選出された。FIFA女子ワールドカップ 2023へ招集。
高校生までは、相手との駆け引きや戦術・技術、ボールタッチばかりに目を向けていましたが、大学に入り「世界で戦う」という目標から逆算をした時に、苦手であるフィジカル的な部分にしっかり向き合わなければならないと思うようになりました。アスリートとしての生活をどのように過ごすべきかを大学で学んだことは、今の自分に繋がっています。
お手本としている安藤梢選手が2011年のFIFA女子ワールドカップで優勝した時は29歳でした。私も今29歳で、今年はFIFA女子ワールドカップの年なので、いろいろと考え、チャレンジしてきたことを結果として実らせていく時期だと思っています。
U-20代表のときは、自分の実力以上に注目されていて、見え方と自分の中でのギャップですごく苦しんだ部分もありました。U-20代表の次はなでしこジャパンにと自分でも思っていましたが、結局これまでのFIFA女子ワールドカップやオリンピックには出ることができず、東京2020オリンピックにも出られなかった時に、なにかが吹っ切れたかもしれないです。それまでは、自分のペースではなかった部分もありましたが、今はあまり気にせずに、どのようにすれば成長ができるか、どんなプレーをできるようになりたいかに重きを置いてサッカーに取り組めているので、すごく充実しています。だからこそ結果に結びつけなければならないので、これからが楽しみです!
一番大事なことはピッチで何を見せられるかだと思います。お客さんにまた来たいと思っていただけるプレーを試合で見せることが、選手が一番できることであり、するべきことだと思っています。
(2022-23 WEリーグを優勝して)神様から最高のご褒美をいただくことができました。一方で自分の結果としてはまだまだ出していけると思っているので、もっと貪欲に成長していきたいです。
※本企画は、WEリーグ公式YouTubeやパーソルグループ公式YouTubeなど各メディアにて順次公開します。
WEリーグ公式YouTube:https://www.youtube.com/channel/UCCp4d48-EN9WQRmfX9YQjIA
パーソル公式YouTube:https://www.youtube.com/channel/UCb8AjQVp414IadpW5BKH6hA
【パーソル】WEリーグ応援特設ページ:https://www.persol-group.co.jp/special/weleague/
猶本選手が「姐さん」と慕う安藤梢選手が、取材中に「ちょっと待ってください」、「まだ伝えきれてない」と何度も私たちに声をかけ、猶本選手を語るインタビューに答えてくれました。
安藤選手が表現した猶本選手は、「努力の天才」、「応援したくなる存在」。
ストイックなだけでなく、仲間の心を掴む明るさ、人間性が表れていると感じます。
密着撮影中も取材班にサッカーのことや、トレーニングのことを目を輝かせながら話してくれました。
そんな、「サッカー大好き」猶本選手がどんな高みにたどり着くのか、これからもその姿に注目せずにはいられません。
WEリーグの誕生により、女子も「プロサッカー選手」という職業を目指せるようになりました。WEリーグでは、プロになった選手たちはもちろんのこと、たくさんの人々が性別を超えてさまざまな職業や役割で活躍しています。本企画では、「女子サッカー・スポーツを通して、夢や生き方の多様性にあふれ、一人ひとりが輝く社会の実現・発展に貢献する」という理念を持つWEリーグとグループビジョン「はたらいて、笑おう。」を掲げるパーソルグループの取り組みとして、WEリーガーやWEリーグに関わる人々に密着し、人生観やはたらき方に対する価値観について紹介します。すべてのはたらく人々を支援しているパーソルグループとWEリーグで協働し、たくさんの人々が性別を超えてさまざまな職業や役割で活躍する様子をこのドキュメンタリー動画を通じて社会に伝えていくことで、WE ACTION MEETING※ 参加選手から出た課題でもある「女性のネガティブ面ばかり取り上げられる問題」への課題解決につなげるとともに、「WEリーグ」に関わる選手・スタッフへのキャリア支援、女性活躍推進に貢献してまいります。
※第2回 WE ACTION MEETING レポート:https://weleague.jp/news/450/