今季3回目となるWE ACTION DAYは、昨年のリーグチャンピオン・ INAC神戸レオネッサが「WE ACTION サッカー教室 in UNDOKAI WORLD CUP」を11月6日に兵庫県・淡路島で開催しました。
UNDOKAI WORLD CUPは、約20種類の競技に大人から子供まで、誰もが参加できる、淡路島最大のスポーツフェスティバル。例年、開催される3日間で約6万人もの人が集まるといわれています。女子プロサッカーリーグの初代チャンピオンとして参加したI神戸は「年齢・性別問わず、誰もが平等にスポーツを楽しむ場所の提供」を目指し、ビッグイベントに参加しました。
まず、セレモニーとして、淡路島出身の元サッカー日本代表・波戸康広さんと、21名の選手が登壇し、参加者へ挨拶しました。その後、事前に申し込みを済ませていた希望者とともに、箕輪千慧選手の掛け声でサッカー教室が始まります。選手は参加者とともに、二つのグループに分かれて、教室を展開します。
まずは、4チームに分かれて、手を使ったボールリレーからスタート。幼稚園、保育園年代の子供たちから、大人まで楽しそうにボールを運びます。その後、同じ4チームに分かれて、13個のボールを4つずつドリブルで集めるゲーム、休憩を挟んで、参加者同士を2チームに分けてミニゲームと続いていきます。時間とともにボールの数を増やしたり、選手たちがそれとなくサポートしたり、初心者にもボールが行きわたるように気を配るので、子供たちも楽しそうにプレーを続けます。
教室の最後に、参加者全員を相手に選手が対戦。相手のレベルに合わせながらボールを操る、女子プロサッカー選手のテクニックを体感した後、全員集合での記念撮影を行いました。
サッカー教室を終えた選手たちは、それぞれUNDOKAI WORLD CUPで開催されている競技に参加しました。そして「台風の目」「二人三脚」の2種目で決勝へと進出。「台風の目」では、1位でゴールかと思いきや、コースのコーンを倒すアクシデントで敗退してしまいましたが、脇阪麗奈選手と浜野まいか選手のタッグで出場した「二人三脚」では見事に1着。種目別優勝者へ与えられる「淡路牛1年分」を獲得しました。
I神戸のチームが出店しているPRブースでは、ノベルティグッズを配布しながら、来場者にチームとWEリーグをアピールしていました。
サッカー教室に参加した小学4年生の加藤美桜さんは「簡単な手を使ってのボールリレーから始まったので、初心者でもとても楽しかった。選手の人たちは、ドリブルなどがとても上手くて、私もあんなふうにできるようになりたいなと思いました」と、笑顔で話してくれました。また、幼稚園の年長でサッカーをやっているという弟の勘舜さんも「とても楽しかった。選手は全部がすごかった」と目を輝かせていました。
I神戸の髙瀬愛実選手は「(初心者でも参加できるメニューは)チームの10代の選手たちが中心になって考えて、これまでもサッカー教室でやってきました。以前から地域の人や、幼稚園、保育園など限定された人たちに対して行ってきましたが、今回は老若男女、国籍や性別を問わずに、多くの人たちが集まった場所でやることは、とても良かったです。若い選手たちが大勢の前で話す機会が持てたことは、貴重な経験になったと思います。何よりやっている私たち選手も楽しかったし、こうした機会はどんどん増やしていったほうがいいと思います」と大きなフェスティバルの中に参加する意義を見出していました。