5/22(日)13:00キックオフ NACK5スタジアム大宮
シーズン最終戦となった22節、最初に動いたのはNAC神戸レオネッサ。12分、#9 田中美南が相手DFをフェイントで抜き落ち着いてシュートを決めると、直後に#11 髙瀬愛実が絶妙なタイミングで裏に抜け、鋭いシュートを放ち追加点。 43分には再び田中が決めて試合を折り返します。後半が始まり、大宮アルディージャVENTUSも追い上げます。68分、#27 髙橋美夕紀がゴール前で上がったクロスに頭で合わせ1点を返します。しかしI神戸の勢いは止まらず、77分に田中がこの日3点目を決めハットトリックを達成。80分には#17 成宮唯が5点目を決め点差を大きく広げます。それでも最後まで諦めなかった大宮Vは90+4分に#17 鳥海由佳が WEリーグ初ゴールを決めますが、タイムアップ。初代王者のI神戸が5得点を奪い快勝を収めました。
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大宮アルディージャVENTUS
岡本武行 監督
最終節に多くのサポーターが集まってくれた中で、勝利できなかったことを悔しく思っています。前半はなかなかボールの取りどころがなく、サイドからバックラインの裏を突かれて失点をしてしまい、難しいゲームになったと思います。後半は少し変えて前からプレッシャーにいったことで何度かチャンスができましたが、そこを決め切ることができませんでした。レベルの高いチームを守備でバランスよく抑えていくかという点が来季に向けての課題になったと思います。
#17 鳥海由佳 選手
前半から失点をしてしまい、非常に難しい試合になってしまいました。割り切ってプレーをしようと思い、ピッチに入った時は、「何としても得点を取る」という気持ちで試合に臨みました。結果として負けてしまいましたが、1点でも返して、ファン・サポーターの皆さまに少しでも勇気や元気を見せることができた試合になったと思います。DF #6 有吉佐織 選手
開幕戦で0-5で負けてる相手ですし、WEリーグ初代王者のINACを迎え撃つ中で、無失点を目指して前半は守備から入ろうとみんなで話していましたが、早い時間帯に失点してしまいました。そこからガタガタと連続で失点してしまったことが敗因だと感じています。
INAC神戸レオネッサ
星川敬 監督
優勝が決まった後の試合で、いろんな側面があり、ラストゲームでもありました。また、田中選手の得点王にチームとしてもチャレンジしました。いつもより重心も高く、得点を多く取るスタイルを取りました。髙瀬選手の通算100ゴールも見たかったですし、その中である程度想定通りの試合ができて、浦和とベレーザの試合経過も耳にしながらとなりましたが、それは試合に対する新たなモチベーションにしようという意味で、前半は良い形で得点が取れたと思います。田中選手が後半戦に活躍してくれたことが優勝に近づいた1つの要因です。得点王というところでは結果は残念でしたが、今日の5-2のような打ち合いのゲームも自分たちはできるということ、今シーズン全員で戦ってきたことで、多くの選手を起用できたことも良かったと思います。
FW #11 髙瀬愛実 選手
今日は大宮のファン、サポーターの方がたくさん来ていただき、すごく良い雰囲気の中、このピッチに立てていることが嬉しいという気持ちで試合に入りました。チームとしては、開幕戦で大宮に勝利した試合より、また更に良い試合をして最後を締めくくりたいという気持ちで臨みました。良い時間帯にゴールも入りましたし、失点はしてしまいましたが、最後まで攻撃的にチームとしてプレーした結果だと思います。本当に良い雰囲気で試合をさせていただいたと思います。
FW #9 田中美南 選手
今シーズン最後の試合ですし、自分の得点王のこともチーム全体で意識してくれたので、チームとして5ゴール取ることができました。2失点はしてしまいましたが、そこはリスクを冒しながらみんなが攻撃にプレーした結果だと思います。
——シーズンを振り返って
前半戦は迷惑をかけた分、後半戦は自分の得点で勝てた試合もあったので、そこで貢献できたと思います。前半戦にチームが勝点を落とさずにやってくれたおかげでこの後半戦があります。それが今日の試合にも繋がり、優勝も早い段階で決まったので、みんなに感謝したいです。