3/19(土)13:00キックオフ ノエビアスタジアム神戸
前回対戦は1-1の引き分けに終わった、マイナビ仙台レディースを率いる松田岳夫監督と、INAC神戸レオネッサを率いる星川敬監督の師弟対決。試合は両者が常にゴールに向かう姿勢を見せ、緊張感のある展開に。均衡が破れたのは85分、I神戸#7中島依美のクロスを#9田中美南が押し込み、待望の先制ゴールを決めます。これが決勝点となり、I神戸が2試合連続のクリーンシートで上位対決を制しました。
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INAC神戸レオネッサ
星川敬 監督
前回の対戦は1-1だったので、タフなゲームになることを予想していました。前節のジェフ戦から少し変えたシステムが当たったことが、前半が良かった要因です。ただ後半は対応されて相手のプレッシャーが速くなったことによって、少し後手に回ってしまいました。途中から盛り返してポゼッションを確保できていたので、それが最後のゴールに繋がったと思っています。
DF #5 三宅史織 選手
前半は良い入りでビルドアップから攻撃するシーンが多かったですが、そこで点を取り切れませんでした。後半は相手が前がかりになってきて1対1の場面を多く作られ、ビルドアップに苦戦してセカンドボールを相手に拾われてしまう時間が多かったです。そこを改善していかないと今後厳しいと思いました。
FW #9 田中美南 選手
前半の入りで私たちが先手を取れてゴール前まで行けていたのですが、なかなか決定的なチャンスを作れなかったことは課題だと思います。後半はそれに対応してきた仙台に対してミスが目立ってしまい、相手ボールの時間が長かったところも課題です。後ろの選手みんなが気持ちを前面に出してゴールを守ってくれていたので、だからこそ最後にあのゴールが生まれたのかなと思います。
——得点シーンを振り返って
良いかたちでボールをもらって、1対1で相手ディフェンスの対応を見て行けると思ったので思い切って仕掛けました。1個目のチャンスで決められなかったものの、セカンドボールをくれたので、少し緊張しましたが、最後は気持ちで押し込みました。
マイナビ仙台レディース
松田岳夫 監督
前半は相手のプレッシャーにリズムを作れず、全部潰してしまったイメージです。後半は相手の起点を潰すなど、1対1でのチャレンジを強調してゲームを組み立てました。前半はずるずるラインを下げながらフォワードに起点を作られるところと、中盤で相手に前を向かれるシーンが多いところが良くなかったので、そうならないように組み立てながら攻撃に転じる、ということを一番強調してやってきました。相手側でゲームはできましたが、シュートを打てるか打てないかが勝敗の分かれ目だったと思っています。
MF #6 原衣吹 選手
——前半ベンチで試合を観ていて感じたことは?
最初の15分を大事にしようと話してゲームに入りましたが、45分間ずっと相手のペースで進んでいると感じました。
——どんな意識でピッチに入ったか
前半の流れが悪かったので、簡単にプレーするところはそうして、でも自分自身で行けるところは前に行ってゴールに絡むことを意識して入りました。ハーフタイムに、松田監督が「守備もみんなで怖がらずに前から行こう」と話していたので、センターバックのカバーよりも1個前のボランチのところに強くいけるように意識しました。
DF #4 高平美憂 選手
前半と後半の流れを比べると、前半の流れが良くなかったと感じていて、気持ちの部分でもっと強くいかないといけないと思いました。
——守備で気をつけていたこと
自分たちのボランチとセンターバックの間で相手のフォワードが動いていることがあったので、そこのマークにボランチがつくのか、後ろの選手がインターセプトを狙いに行くのかをはっきりするように意識しながら入りました。