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リリース レポート
2022.02.01
WEリーガーが初参加!第2回 WE ACTION MEETINGを開催
選手たちから集まったジェンダー課題をパートナー、メディアとともにディスカッション


公益社団法人日本女子プロサッカーリーグ(WEリーグ)は1月18日、オンラインにて第2回WE ACTION MEETINGを開催しました。

今回は11クラブから19名の選手たちが初参加し、WEリーグパートナー16名、メディア6名、WEリーグ3名の総勢44名でディスカッションをおこないました。まずは、事前に選手たちから集まったジェンダー課題93個のうち20個が紹 介され、次に各クラブの選手代表者から自クラブで出た課題の説明や選手間の議論内容について報告がありました。その後、参加者は9つのグループに分かれ、職業や性別の垣根を越えてジェンダー課題に対する議論を深めました。

WE ACTIONは、WEリーグが掲げる理念・ビジョンを体現し、一人ひとりが輝く社会をみんな(WE)でつくるためのコミュニティです。多様性社会、ジェンダー平等を実現するために、アクションを起こしていきます。2021-22シーズンのテ ーマは、「課題の発見とリスト化」。「リサーチ」「ディスカッション」「実践」という3つの軸をもってWE ACTION MEETINGを推進します。

第3回は2月22日にオンラインで開催し、具体的なアクションの実践につなげていきます。


第2回WE ACTION MEETING実施概要

開催日時・場所:1 月 18 日(火)19:00~21:00 於 オンライン

参 加 者:計44名(WEリーグ選手19名、WEリーグパートナー16名、メディア6名、WEリーグ3名)

ファシリテーター:

三本 裕子(特定非営利活動法人日本NPOセンター/課題ラボ リサーチャー)
キリーロバ・ナージャ (株式会社電通 クリエーティブディレクター/コピーライター)
倉成 英俊(Creative Project Base 代表)
司会/榎戸 教子(フリーアナウンサー)

実施内容:

①オープニング

岡島喜久子チェア挨拶、第1回の振り返り

②自己紹介

③選手たちから集まった課題の発表&深堀り
事前に選手たちから集約した課題93個のうち20個を発表。さらに、その中から11個をピックアップし、 各クラブの選手から課題の説明や体験談を発表。
各自気になったもの3つに「いいね!」をつけ、気になった課題ランキング上位について選手が意見を

<参加者から最も共感が集まった課題ベスト5> ※問題の詳細は別紙参照

1 サッカー選手の年俸や待遇、男性の方が優位問題
2 女性のスポーツ競技の放映が少ない問題
3 チームの呼名問題
4 女の子がサッカーを続ける場が少ない問題
5 女子選手がアイドルのように扱われる問題

④グループディスカッション、ディスカッション共有
9つのブレイクアウトルームに分かれて、気になる課題を5~6名でディスカッション。
グループで話した内容を発表
⑤みんなでディスカッション
⑥クロージング


第2回 参加選手代表コメント
●マイナビ仙台レディース 國武愛美 選手
これまでジェンダーのことを考える機会は多くありませんでした。WE ACTION MEETINGに参加し、まずはジェンダー課題を知ることができて良かったです。私の中で一番気になった課題は「女子だから無理と言われること問題」です。小さい時から男子の中でサッカーをしていましたが、男の子と違って身体が弱かったりすると「女の子だから」という理由で、 周りの男の子と同じような扱いをしてもらえなかった経験をしました。それがきっかけで、男子の中でサッカーをするのはち ょっと嫌だなと思うことがあったので、なくしていかなければいけないと思います。
ジェンダーというと、世間的に見ても「女性」に重きを置きすぎている印象があります。「女性だから」「男性だから」というこ とではなく、一人ひとりの「個性」を見てもらうことが大切なことだと思いました。

●ノジマステラ神奈川相模原 松原有沙 選手
プロ選手になりサッカー以外の繋がりが貴重になった中で、パートナー企業の方々をはじめとする多くの方々と交流し、 一緒にディスカッションできてとても良かったです。WE ACTION MEETINGに参加することで、選手たちは自分自身の勉強にもなりますし、「WEリーガーってこういう活動をしているんだ」と取り上げてもらうきっかけにもなります。このような場を設けていただいて感謝の気持ちでいっぱいです。
今回の課題の中では、「女性のスポーツ競技の放映が少ない問題」が気になりました。高校女子サッカーの露出を見ても、やはり男子より少ない。WEリーグ自体も同じです。テレビに映って、小さい子どもたちに観てもらえれば、自分もここの舞台に立ちたいという夢の一つにもつながります。女子サッカーがもっと注目されるように、私もどんどん発信していき たいですし、みんなで解決していきたいです。

● AC長野パルセイロ・レディース 三谷沙也加 選手
今回出たジェンダー課題の一つに「サッカー選手の年俸や待遇、男性の方が優位問題」がありましたが、男女のトップリーグであるJ1と WEリーグでは選手の年俸の桁が違います。この点は、周りの方に驚かれることがあるので日常生活でも感じています。私たちは、WEリーグができたことで「プロサッカー選手」という職業を書けるようになりました。個人としても、チームとしても、見られ方が変わったので、プロ選手として目標とされる存在でありたいと思っています。今回、WE ACTION MEETINGに参加してみて、たくさんの方々が WEリーグの選手の考え方や思っていることを知れてよかったという感想を書いてくださいました。自分たちの意見を発信し、サッカーを知らない方々にも届けることが、課題解決につ ながっていくのかもしれません。このような活動をすることは、本当に私たちも大切にしていきたいと思っているので、これからも皆さんと一緒に取り組んでいきたいと思っています。


WE ACTIONとは

WE ACTIONとは、WEリーグに所属する選手、クラブ、そして、サポートするパートナー企業をはじめとする様々な人が、リーグの理念「女子サッカー・スポーツを通じて、夢や生き方の多様性にあふれ、一人ひとりが輝く社会の実現・発展に貢献する。」の実現のために輪となり、私たちみんな(WE)で起こす行動(ACTION)です。

WE ACTION MEETINGでは、選手、クラブ、パートナーの3者が集まり、自身や社会を見つめ、互いに共有することから始めます。この3者のステークホルダーが連携し、共創し、より大きな輪となり、社会へのACTIONを示していきます。


WE ACTION ロゴ


WEリーグのWが渦の中心にあって、周囲に波紋が広がる様子を表しています。

2021-22シーズンのテーマ: 「課題の発見とリスト化」

「リサーチ」「ディスカッション」「実践」の3軸でMEETINGを推進する。

1)リサーチ

・WE ACTION MEETINGの連携先である日本NPOセンター・課題ラボに集まる課題を知る

・自分たちが普段感じるジェンダー課題をリストアップする。

2)ディスカッション

・リストアップした課題をメンバー同士で共有する

・課題に関する各自の意見や新たな発見について意見交換を行う

3)実践

・業界や分野を越えて、課題解決に共に取り組むチームを作る

・発見した課題を世の中に対して発信する

開催スケジュール

第1回 12月14日(火)15:30~17:30 於 JFA ハウス1F ヴァーチャルスタジアム

第2回 1月18日(火) 19:00~21:00 於 オンライン

第3回 2月22日(火) 15:30~18:30 於 オンライン

※WE ACTIONに関する情報は公式Webページをご覧ください。

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