11/21(日)13:00キックオフ ユアテックスタジアム仙台
なでしこジャパンに3選手ずつ選出されたチーム同士の一戦。前半はお互いにゴールに迫りながら集中した入りを見せ、締まったゲーム展開になります。徐々に決定機を作り始めたマイナビ仙台レディースは32分、#8池尻茉由がドリブルで切り込み、ゴール前での混戦から#20白木星がシュートを決めて、先制に成功。開幕から8試合無失点を継続してきたINAC神戸レオネッサ#18山下杏也加からゴールを奪います。攻勢を強めたI神戸は、64分に#17成宮唯の2試合連続ゴールで試合を振り出しに。その後は両チームとも最後までゴールに向かう姿勢を見せますが、1-1のドロー決着となりました。
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マイナビ仙台レディース
松田岳夫 監督
先制点が取れたので、自分たちのゲームをする時間が多かったです。後半はこの1点を守り切るつもりは全くなく、2点目を取りに行こうと言ってピッチに送り出しました。ただ攻められる時間が多く、どうしても守備的な気持ちになってしまいました。そこで攻撃する時間を多く作れなかったことが、最終的に追いつかれてしまった要因だと思います。最後まで全員がハードワークして戦えたので、自分たちが持っている力を確認できた試合でした。
FW #20 白木星 選手
点が取れたことは良かったですが、引き分けで終わってもったいなかったです。決めるチャンスはあったので、そこを突き詰めていきたいと思います。
——得点シーンを振り返って
池尻選手が良い位置で起点を作ってくれて、ボールが上手くこぼれてきたのでシュートを打つだけでした。
——4試合連続ゴールと好調の要因は?
カウンターからの得点が多いので、守備陣が後ろで頑張ってくれてチーム全体で取れた点だと思います。
FW #9 宮澤ひなた 選手
結果として1-1で終わりましたが、先制点を取れたことで自分たちにとって良い流れに持っていきやすかったので、勝てる試合だったと思います。INACさんは今まで無失点だったので、私たちが意地でも点を取りたい気持ちがありました。先制できたことはチームとして良かったと思いますが、簡単に勝たせてくれる相手ではないので、失点シーンも含め押し込まれる時間帯がありました。そこで私たちがどう相手をはがして、逆に私たちのチャンスにできるかというところがまだまだ足りないと思いました。全体を通して、前節の浦和戦の反省点をしっかり修正して、焦らずに後ろからビルドアップができていました。
INAC神戸レオネッサ
星川敬 監督
相手が前節とは違う戦い方をしてくることは予想通りでした。そこに対して上手い入りができなくて勢いを受けてしまったことで、前半の45分間が大変になりました。山下選手のセーブがなければ、早くに試合が決まってしまったかもしれません。そこを上手くしのいでくれて、後半に交代カードややり方を変えて盛り返した印象ですが、45分で勝ち切るところまで行くのは難しかったです。
MF #17 成宮唯 選手
前半はもったいない時間帯に失点をしてしまって、チームとして良くない試合内容でした。でも後半は前からアグレッシブにボールを奪いに行ってゴールに向かう回数が増えました。前半の内容を考えると負けてもおかしくなかったので、引き分けが妥当な結果だと思います。
DF #5 三宅史織 選手
リーグ戦で初めて失点をしたことに対して、その後に自分たちが立ち直れるかというところを練習から言われていました。失点をしたからといって試合が終わるわけではないこともわかっていたので、次は失点をしないように改善するだけです。改善しなければいけないところは、失点シーンよりも前半の入りでの戦い方にあると思いました。