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レポート
2021.11.04
WE ACTION DAY 「サッカーのまち、女性活躍推進のまち、利府町から大きな輪を」
マイ仙台が三つのイベントを実施
マイナビ仙台レディースは10月30日、東京五輪でサッカー女子の試合が行われた宮城県利府町で「Women Empowerment ふれあいデー」を開催。一人ひとりの個性が輝く未来に向け、クラブを挙げてスポーツやサッカーの楽しさを伝えました。


三つのWEACTIONはまず、イオンモール新利府南館でのトークショーからスタート。“サッカーのまち”“女性活躍を推進するまち”を掲げる利府町の櫻井やえ子副町長を招き、マイ仙台からは副主将の隅田凛選手のほか松本真未子選手と奥川千沙選手、さらに主務の増淵彩乃さんもパネリストとして登壇しました。

トークショーでは、フリーアナウンサーの村林いづみさんがMCを担当。利府町の魅力のほか、個性が輝く社会や女性活躍といったテーマで意見を交わしました。櫻井副町長は「施策や町の方向性を決める際に女性の視点はとても重要。女性が輝ける町、活躍できる町をつくっていきたい」と、女性の活躍推進にかける決意を述べました。

奥川選手は「みんなが主人公になるためにプレーする」とまとめられたWEリーガークレド(行動規範)について説明した上で「自分のやりたいことをやっていきたいし、私たちもそれを発信していかないといけない」と話し、クレドを体現していきたいと語りました。また、GKの松本選手は「キーパーを目指したいと思ってくれる子どもを増やすことは自分のやるべき仕事でもある」と意気込みました。

利府町出身で、主務として選手をサポートする増淵さんは「スポーツ業界に携わりたいと考えている女の子もたくさんいると思う。選手以外にもサッカーやクラブに関わる仕事があることを広められれば」と、スポーツの現場にはさまざまな活躍の場があることを伝えました。

最後に隅田選手がWE ACTION DAYについて「WEリーグが始まったということを一般の人に認知してもらうことができた。地域密着の機会が設けられてよかった」と話し、トークショーをまとめました。

引き続き行われたのが「おうちトレーニング体験」です。チーム在籍7年目で元日本代表のDF万屋美穂選手をMCに、選手4人と山守杏奈フィジカルコーチ、塚本南トレーナーが参加。未就学児から中学生までの子どもたちと保護者、合わせて約35人と家でできるエクササイズの実演などを通して交流しました。

終盤には、佐藤瑞夏選手が約9キロもある重いロープを使ったトレーニングを披露。子どもたちもロープを手に取って挑戦すると、会場は大いに盛り上がりました。



飛び入り参加したという家族は「WE ACTION DAYという日があるのは初めて聞いた。楽しく参加できてとてもよかった」と、今回のイベントによってWEリーグの取り組みを知った、と話しました。

三つ目の「サッカーふれあい体験」は町内の多目的運動場で行われ、幼稚園児から中学生までの87人が参加。3グループに分かれて選手たちが考えた体験メニューにチャレンジしました。

選手たちはサッカー経験の有無や年齢にかかわらず、参加した子どもたち全員が楽しめるよう、メニューを工夫したということです。その思いに応えるように子どもたちは終始笑顔。選手やサッカーとの「ふれあい」を目いっぱい楽しみました。


憧れのWEリーガーとプレーを楽しんだ女の子の一人は「将来は、マイナビ仙台の選手になって世界で活躍するサッカー選手になりたい」と夢を話しました。

マイ仙台は次節に試合を開催する利府町とともに活動を行いました。スポーツを通じてそれぞれが輝く個性の輪を広げ、関わる人が前向きになれる入り口となるようなイベントにしたい、という利府町とクラブの願いが参加者に届いたイベントとなりました。

福田ゆい選手は「今年から女子プロサッカーリーグになったことで、サッカー人口を増やすことも必要。地域のみんなとふれあえる日があるということは、クラブにとっても、地域にとっても、日本のサッカー界にとっても、大事な日だと思う。とても充実していて楽しい1日だった」とWEリーガーとしての使命とWE ACTION DAYの意義を力強く語りました。

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