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レポート
2021.09.23
WE ACTION DAY「地域の皆さんとホームタウンをクリーンアップ」I神戸が清掃活動

INAC神戸レオネッサは919日、活動拠点にしている神戸市東灘区の人工島「六甲アイランド」で清掃活動「INACファミリー六甲アイランドクリーンアップ大作戦」を実施。地域への貢献活動を通じて近隣の皆さんと交流しました。


クリーンアップ大作戦には、トップチームをはじめとするI神戸全カテゴリーの選手とスタッフ、六甲アイランドに住む子どもや保護者ら、合わせて150人以上が参加しました。

秋晴れの下、選手たちは中心部アイランドセンター駅近くのイベント広場に集合。牛島理子選手が「みんなの力を合わせて六甲アイランドをピカピカにしましょう。お掃除タイムスタート!」と力強く開会宣言し、活動が始まりました。

選手と参加者は10のグループに分かれて付近を一斉に清掃。マスク、手袋などの新型コロナウイルス感染対策をした上で、植え込みや階段の下といった場所にも目を向け、隅々まで「クリーンアップ」しました。



選手は参加者と言葉を交わしたり、サインに応じたりと終始和やかな雰囲気。とりわけ胸を躍らせていたのは子供たち。目を輝かせて選手に声を掛け、笑顔でごみ拾いに取り組みました。

小学5年生と6年生とともに参加した保護者は「憧れの選手とサッカーの話ができて本当にうれしそう。WEリーグが開幕し注目が集まることで、女の子たちがサッカーに取り組める環境が増えてくれればうれしい」と話しました。

また、I神戸のアカデミーに所属する育成世代にとっても貴重な経験になりました。中学生は、ピッチ外での選手の姿に刺激を受けたようです。「サッカーの場面しか見たことのなかった選手が地域で活動している時の表情もかっこよかった。真剣な姿に憧れます」と話しました。

高校生は「いつも練習している六甲アイランドもよく見てみると意外とごみが落ちていて、今回きれいにできて良かったです。目標としている選手とも交流することができました」と言い、充実した時間を過ごした様子。

一方、トップチームから参加した西宮市出身の羽座妃粋選手は「選手一人ひとりが何のためにこの活動をしているのか、なぜ重要なのか、どういう振る舞いが必要かということを各自が考え活動に臨んでいたのではないかと思います」と選手たちの気持ちを代弁しました。

「サッカーだけでなく、人としても尊敬される選手であらねばならないと、プロリーグになって改めて感じています。地域でのふれあいなどを通して女子サッカー界を盛り上げ、環境がなくてサッカーができない子供たちを少しでも減らしていきたいです。また、サッカーで活躍し、さまざまな地域貢献活動にも参加することで感謝の気持ちを形にしていきたいと思います」

今回の活動は、島で花壇の手入れや清掃活動に22年間取り組んでいる「六甲アイランドを美しい街にする会」と、神戸市環境局が推進するぽい捨て・路上喫煙防止啓発事業「ステンスワンプロジェクト」とタイアップして実施。集めたごみは、大きなごみ袋40個以上に上りました。

「六甲アイランドを美しい街にする会」の吉田亜矢香代表は「INACさんからお声掛けをいただき、これだけの多くの地域の方と普段できない規模感でクリーン活動ができて本当にありがたいです」とクラブの取り組みに感謝しました。

そして「今回の取り組みを通して、これまで近くで活動していてもどこか遠い存在だった選手に親しみを感じることができました。選手を好きな方々が本当に喜んでやっている姿をみて、クリーン活動だけじゃなくもっといろんな活動を一緒にやっていけたら良いと思います」と今後のコラボレーションにも期待を寄せました。

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