日本初の女子プロサッカーリーグとして、「ジェンダー平等」「多様性社会の実現」を目標に掲げている「WEリーグ」は、この長年つづいた価値観を壊し、「未来の可能性の象徴」「エンパワーメント」を象徴する新しいトロフィーを制作します。
トロフィーはもともと戦いで勝った人の戦利品から始まっているため、「過去の成功の象徴「権威」を示す盾やカップなど金属でできていることが多く、女性も、男性の伝統に倣い同様のトロフィーを手にしてきました。 実力があるのにもかかわらず女性が昇進できない、いわば「目に見えない壁に阻まれている」状況を表すのに欧米では「ガラスの天井」という言葉が使われるなど、ガラスは女性の障壁として例えられています。そして、サッカー界でも女性は、数々の壁にぶつかってきました。
「WEリーグ」のトロフィーは、岡島チェアや日本の女子サッカーを代表する様々な世代の選手が、自身でぶつかってきた見えないガラスの壁をサッカーボールで壊すことから製作を始めました。この壊れたガラスの破片を使って女性のガラス職人/デザイナーがトロフィーを完成させます。
また、クリエーティブディレクター、プロデューサー、監督、カメラマン、音楽などスタッフもすべて女性で構成されたチームが、トロフィーのメイキング映像を作成し、トロフィー完成の後、メイキング映像を展開いたします。
このトロフィーは、「未来の可能性の象徴」「エンパワーメント」の象徴とし、また、女性活躍の「新しい可能性」を表すものです。シーズンのチャンピオンチームがトロフィーを手にすることで、日本をはじめ世界中の人をエンパワーすることで女性活躍の象徴となる、という願いを込めて。
なお、トロフィーは制作過程を伝えていきながら、2022年5月までにお披露目する予定です。
2022年5月新しい価値観を象徴するトロフィーを、最初に手にするのはどのチームか。多くの方々に注目いただけることを願っています。
トロフィーのメイキングはWEリーグ公式Youtubeチャンネルにて公開