公益社団法人日本女子プロサッカーリーグ（WEリーグ）は本日、WEリーガーやWEリーグ周辺ではたらく方にスポットライトをあてたドキュメンタリー特別動画シリーズ「WE LIFE ～WEリーグの主人公たち～」特別編を配信しました。

第19回は、ちふれASエルフェン埼玉の浅野菜摘選手。WE LIFEでは初めてとなる現役ゴールキーパー選手への密着。ちふれASエルフェン埼玉を最後尾から支える浅野選手。ゴールキーパーを始めたきっかけや記憶に残る苦い失点の記憶もインタビューで答えていただきました。サッカー日本女子代表のメンバーとして活躍したアジア競技大会で感じたことや代表に懸ける思いも語っていただきました。浅野選手の成長を間近で見てきた、ちふれASエルフェン埼玉 強化・育成部の山郷のぞみ部長やクラブアンバサダーの薊理絵さん、一緒にプレーするチームメイトにも浅野選手について伺いました。小学生を対象としたゴールキーパークリニックを自ら企画し、新たなチャレンジも始めた浅野選手に迫ります。

本動画シリーズは、WEリーグシルバーパートナーであるパーソルグループとともに制作・配信しており、たくさんの人々が性別を超えてさまざまな職業や役割で活躍する様子を社会に伝え、キャリア支援にもつなげていくことを目的としています。WEリーグ公式YouTubeやパーソルグループ公式YouTubeなど各メディアにて順次公開します。

第19回は、ちふれASエルフェン埼玉の浅野菜摘選手に密着取材。ゴールキーパーを始めたきっかけから、現在ちふれASエルフェン埼玉でプレーする中で感じることや代表への思いを語っていただきました。小学生向けのゴールキーパークリニックを企画し、新しい取組みにもチャレンジしている浅野選手。密着取材は初めてと言う浅野選手のオフにも迫り、様々な表情を見せていただきました。ちふれASエルフェン埼玉の守護神 浅野選手の姿をご覧ください。

「WE LIFE ～WEリーグの主人公たち～」

第19回　浅野 菜摘選手（ちふれASエルフェン埼玉）

浅野 菜摘選手 プロフィール

1997年4月14日生まれ、神奈川県出身

身長/体重：175cm/65kg

ポジション：GK

2016年にJFAアカデミー福島よりちふれASエルフェン埼玉に加入。ちふれASエルフェン埼玉一筋のゴールキーパー。
2023年に開催された「第19回アジア競技大会（2022/杭州）」では、サッカー日本女子代表のメンバーとして全6試合に出場し、優勝に貢献。

中学3年生までは、ほとんどフィールドプレーヤーとしてプレーをしていました。ゴールキーパーを始めたきっかけは、中学生の時に所属していたクラブチームの監督がJFAが開催していたキーパープロジェクトに応募しており、参加するように提案されたことがきっかけです。高校生から本格的にゴールキーパーを始め、当時所属していたJFAアカデミー福島にはゴールキーパーの指導者がいたので、私はそこでゴールキーパーについて学ぶことができました。ただ、外へ目を向けてみると、ゴールキーパーコーチがいないチームや、ゴールキーパーの練習をする時間が全くないという話を聞くことがあり、もっとゴールキーパーについて学べる場所が増えたら良いと思いました。
私自身は、すぐにできるようになるタイプでも、身体能力が高いわけでもないので、人の何倍も練習をして地道に積み重ねていくことでしか変わることができないと思っています。

アジア競技大会でサッカー日本女子代表に選出され、日本を代表して戦えることはとても光栄なことですし、単純に嬉しかったです。自分が積み重ねてきたものを、きちんと見ている人がいるということを本当に感じましたし、やはり日々の積み重ねは大事だと改めて思いましたしサッカー日本女子代表にはWEリーグからも選手が選ばれ、そういう中にも自分が食い込んでいけるようにしたいです。もっと指示を出して、味方を動かせるようになることや、ピンチがきても大丈夫だと味方に思わせるようなオーラや技術はまだまだ自分には足りないと思います。でも、今は自分がどこまで追求できるかという部分にチャレンジしたいです。

※本企画は、WEリーグ公式YouTubeやパーソルグループ公式YouTubeなど各メディアにて順次公開します。

WEリーグ公式YouTube：https://www.youtube.com/channel/UCCp4d48-EN9WQRmfX9YQjIA

パーソル公式YouTube：https://www.youtube.com/channel/UCb8AjQVp414IadpW5BKH6hA

【パーソル】WEリーグ応援特設ページ：https://www.persol-group.co.jp/special/weleague/

取材中、あどけない表情と真剣な姿の両面が垣間見られた浅野選手。

そんな彼女から、ひしひしと伝わってくるのがゴールキーパーへの熱き想い。今回は、自身の経験を次の世代へ繋ぐため、新たな挑戦へと踏み出す彼女の姿を撮影させてもらった。

なでしこジャパンでも活躍した彼女の恩師・山郷のぞみさんは浅野選手を「努力する才能がある」と称する。

一歩一歩、壁を乗り越え、クラブの象徴的な選手となったことに留まらず、次なるステージへと歩みを止めない浅野選手が紡いだ「頑張っている子どもたちの背中を押してあげたい」

ゴールキーパーを始める子どもたちに必ずや、勇気を与えていくと感じさせられました。

WEリーグの誕生により、女子も「プロサッカー選手」という職業を目指せるようになりました。WEリーグでは、プロになった選手たちはもちろんのこと、たくさんの人々が性別を超えてさまざまな職業や役割で活躍しています。本企画では、「女子サッカー・スポーツを通して、夢や生き方の多様性にあふれ、一人ひとりが輝く社会の実現・発展に貢献する」という理念を持つWEリーグとグループビジョン「はたらいて、笑おう。」を掲げるパーソルグループの取り組みとして、WEリーガーやWEリーグに関わる人々に密着し、人生観やはたらき方に対する価値観について紹介します。すべてのはたらく人々を支援しているパーソルグループとWEリーグで協働し、たくさんの人々が性別を超えてさまざまな職業や役割で活躍する様子をこのドキュメンタリー動画を通じて社会に伝えていくことで、WE ACTION MEETING※ 参加選手から出た課題でもある「女性のネガティブ面ばかり取り上げられる問題」への課題解決につなげるとともに、「WEリーグ」に関わる選手・スタッフへのキャリア支援、女性活躍推進に貢献してまいります。

※第6回 WE ACTION MEETING レポート：https://weleague.jp/news/1260/