大宮アルディージャVENTUSは2024年2月10日に埼玉県さいたま市の大宮アルディージャクラブハウスで「VENTUSキャリアデザイントーク」を行いました。このイベントはALL WE ACTION DAYの取り組みとして開催されました。選手と育成組織の選手や地元の高校生が一緒に、キャリアに関するテーマに沿って意見交換やグループワークなどを実施。WEリーガーという貴重で希少な経験やキャリアを活かして、一人ひとりが輝く社会の実現・発展のための活動をしました。
今回のワークショップの全体プログラムや内容は、西澤日菜乃選手、船木里奈選手、久保真理子選手が中心となって準備を進めました。さらに、一般社団法人キャリアチャレンジ総合研究所の方に選手を対象に事前学習をしていただき、今回のテーマである「キャリア」についてしっかりと勉強したうえで臨みました。
当日は大宮アルディージャVENTUS U15と埼玉栄高校女子サッカー部の選手約40名、大宮アルディージャVENTUSの選手28名が9グループに分かれて取り組み、監督やコーチングスタッフ10名が発表を見守りました。
グループディスカッションでは、「サッカーを通じて培った自分の強み」、「そのサッカーを通じて得た経験を今後のキャリアにどう活かせるのか。また、どのようなキャリアの可能性があるか」「どうしたらもっと女子サッカーが発展し盛り上がるか」について考えました。参加者間で年齢の差はあったもののそれぞれが堂々と意見を共有し、キャリアについて真剣に考えていきます。
ディスカッションの後は、話し合った内容をグループごとに発表。続いて、選手たちへの質問タイムでは、「試合に臨むまでの準備の仕方」、「調子の悪い時のコンディション作りの方法」などの参加者からの質問に対して選手たちが真剣に答えていました。また、柳井里奈監督、小林真人トレーナーからも、これまでのキャリアや経験してきたことについての話しがあり、柳井監督は「何歳になってもチャレンジしたいという気持ちは変わらない」と熱く語ってくれました。それぞれが将来を具体的にイメージし、今をどのように過ごすべきなのかについて真剣に考えることのできたイベントとなりました。
終始笑顔で参加者と取り組んでいた甲斐碧海選手は「サッカーを続けていくことにも限界はあると思うので、セカンドキャリアについても考えていく必要があると思います。自分の将来について考える機会をこれから増やしたいです。今はWEリーガーとしてプレーをしていますが、今後は人とは違う新しい道を切り開いていき、子どもたちに目指してもらえる存在でいたいと思いました」と充実した表情を見せました。