日テレ・東京ヴェルディベレーザは2024年2月10日に東京都北区の株式会社ティップネス 王子店でワークショップ「私のライフデザイン」を実施しました。このイベントはALL WE ACTION DAYの取り組みとして開催されました。サッカーとは異なる領域の職業に就く参加者とディスカッションをすることで、多様なライフデザインについて考えました。
日テレ・東京ヴェルディベレーザは、WEリーグの12クラブのなかでも平均年齢が比較的若いチームです。セカンドキャリアという言葉に明確なイメージを持てず、不安に思っている選手たちもいる中で「これからの人生のイメージをどのように描くべきか考える機会を作りたい」という思いから今回のワークショップが実現しました。
当日のワークショップに参加をしたのは、ホームタウンである北区にある株式会社ティップネス 王子店の会員の方々とスタッフ、日テレ・東京ヴェルディベレーザの選手とスタッフです。5グループに分かれてワークショップをスタートしました。
まずは、グループ内で「私の仕事について」それぞれの想いや考えを共有しました。“楽しい時”、“嬉しい時”、“悔しい時”、“大変な時”の4つについて付箋に書き出します。鮮魚店、テレビ局スタッフ、ジムスタッフ、主婦など、それぞれの職業ならではの想いが次々と浮かびます。異なる領域においても、共感できる考え方があることに気付く場面もありました。
「どうしてこの職業に決めたのか」「その仕事のやりがいは?」などについてもグループ内で意見を交換しました。坂部幸菜選手は「難しいテーマもありましたが、自分のキャリアについて考える良い機会になりました」と振り返ります。
続いて、自身の“5年後”、“10年後”、“30年後”、“50年後”について書き込んだ「ライフデザインシート」をそれぞれで作成しました。どのような仕事をしたい、結婚をしたい、ここまでには引退をしたい、どのような老後を過ごしたい、といったライフイベントを整理し、代表者が発表を行ってワークショップは終了しました。
菅野奏音選手は「普段は関わる機会が少ない職業の方とワークショップを実施して、自分たちとは違う喜びや大変さがあることを知ることができましたが、お客様に喜んでいただけることを嬉しく感じる気持ちは共通していました」と職業やライフデザインについての意識が深まったといいます。プロサッカー選手として、異業種交流をすることで豊かなライフデザインを考えるきっかけとなりました。