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レポート
2023.06.14
WE ACTION DAY 新潟Lが高校生とディスカッション、3競技のアルビレックスで共同スポーツ教室を開催

2022-23 Yogibo WEリーグ第21節WE ACTION DAYで6月2日と4日に、アルビレックス新潟レディースが2つの活動を実施。2日の『スポーツをキャリアにするには…?続けていくには…?10代女子×プロサッカー選手のワークショップ』では、高校生と選手が、「女性が10代でスポーツを辞めちゃう問題」についてディスカッションを行い ました。4日の『女子スポーツをもっと身近に。アルビ女子のやさしいスポーツ教室!』では、「アルビレックス」として活動する3団体と小学生がスポーツ体験をしました。

チアリーディング・バスケットボール・サッカーのアルビレックスの選手が集合!

新潟県新潟市西区のみどりと森の運動公園で、『女子スポーツをもっと身近に。アルビ女子のやさしいスポーツ教室!』を開催。「アルビレックスチアリーダーズ」が教える“ダンス”、「新潟アルビレックスBBラビッツ」の選手が教える“バスケットボール”、「アルビレックス新潟レディース」が教える“サッカー”が一度に体験できるスポーツ教室に、これからスポーツなどを始めていくNEXT10代の小学校低学年の22名が参加しました。

 

まずアルビレックスチアリーダーズの5名が、チアダンスの基本動作であるアームモーション(手の形)を披露し、それを全員で真似ながらゆっくりと身体を動かします。アルビレックスチアリーダーズのメンバーが、腕をしっかり伸ばすなどコツを教えながら、みんなでリズミカルに動いていきました。

 

次にポンポンを両手に持ち、音楽に合わせたダンスに挑戦。はじめはアルビレックスチアリーダーズのお手本を見ながら真剣に身体を動かしましたが、小学生が自然と笑顔になると、その後ろで一緒に踊る新潟アルビレックスBBラビッツの選手、アルビレックス新潟レディースの選手たちにも笑顔が広がりました。

 

次は、新潟アルビレックスBBラビッツの選手5名によるバスケットボール体験。柔らかいボールをリング(ゴール)に投げると、次々にゴールが決まり、その度に大きな歓声が上がりました。新潟アルビレックスBBラビッツの選手は、力加減などを参加者にアドバイスし、全員がゴールする喜びを味わいました。

 

この日は高低2種類のリングが用意されましたが、自分の身長よりはるかに高いリングにシュートを決めた時の喜びは特に大きく、仲間とのハイタッチでバスケットボールの楽しさも実感した様子でした。

 



最後はアルビレックス新潟レディースの選手16名が参加したサッカー体験です。まず北川ひかる選手、滝川結女選手、園田悠奈選手などがヘディングでボールをパスしていく技を披露し、それが成功すると会場は大きな拍手で包まれました。

 

そして選手と小学生の2人1組で、ゆっくりとボールを蹴り合い、ゆっくりとボールを止めるところから開始。足の裏でボールを止めても膝でボールを止めてもOKという自由な発想で、ボールに慣れていきました。

 

次に、複数人でのミニゲームを行いましたが、同時にいくつものボールを使うことで、より多くの参加者がゴールネットを揺らすことができ、ゴールの度にチームメイトで喜びの輪ができました。

 

特に園田瑞貴選手や柳澤紗希選手は参加者やその保護者の目を引き、間近で見るボールテクニックに大きな歓声が上がりました。ミニゲームでは転んで泣いてしまう子もいましたが、北川選手を中心に声をかけて再びボールを追う姿を称え、みんなで拍手を送りました。

 

最後にサイン入りボールなどが当たる抽選会を実施し、会場は大盛り上がり。また、おみやげに、亀田製菓㈱から協賛をいただいたハッピーターンやBBラビッツの選手のサインの入ったTシャツなどが入ったプレゼントが全員に配られ、選手たちとハイタッチをして『女子スポーツをもっと身近に。アルビ女子のやさしいスポーツ教室!』は終了。

 

平尾知佳選手は「スポーツでみんなが自然と笑顔になりましたし、そんな笑顔を見られて嬉しいです。同じアルビレックスで活動する仲間と今後も交流し、新潟を盛り上げたいです」と笑顔で話しました。

 

新潟県出身の白井ひめ乃選手は「自分が小学生の時、アルビレックスのサッカー教室で上尾野辺めぐみ選手や川村優理選手とボールを蹴ったことを覚えていますが、今はチームメイトになれました。なので、今日の参加者に未来のチームメイトがいたらすごく嬉しいです」と、感慨深そうに話しました。

 

高校の女子サッカー部員とワークショップで悩みや夢などを語り合う

新潟県北蒲原郡のJAPANサッカーカレッジで行われた『スポーツをキャリアにするには…?続けていくには…?10代女子×女子プロサッカー選手のワークショップ』のディスカッションには三浦紗津紀選手、羽座妃粋選手など6名が参加。

 

WEリーグのパートナー企業のパーソルグループ協力の下、パーソルイノベーション㈱ 取締役執行役員の大浦征也さんが講演し、スポーツを続けていくことでどんなキャリアが続いていくのか、スポーツに関わるキャリアについて話しました。大浦さんと石淵萌実選手、道上彩花選手のパネルディスカッションのコーナーでは、進学やプロ選手になったきっかけ、現在プロ選手として活躍する中でモチベーションになっていることなどを学生の皆さんに伝えました。

 

続いて、開志高等学園JSC女子サッカー部のみなさんとグループに分かれて、女子高校生の悩みや夢を直接聞きました。女性が10代でスポーツを辞めず、より女子サッカーが盛り上がる為には何が必要かを話し合いました。新潟県出身で10代の白沢百合恵選手も自分が学生の時に困ったこと、それを乗り越えてプロになった理由などを話してくれました。

 

川村選手は中学生のときからアルビレックス新潟レディースに選手として所属し、開志高等学園出身でもあります。「自分は進学する時に女性のサッカーチームがなくて続けられないような状況になったことがあります。タイミングよく次の所属先が決まりましたが、環境面で続けられないのは、すごくもったいないと感じます。女子の競技人口が増えるよう、もっとアルビレディースができる事に取り組みたいです」とワークショップ内で高校生に向けて話してくれました。

 

昨年20周年を迎えたアルビレックス新潟レディース。歴史を重ね、子どもたちと行った2つの交流は未来へとつながる機会となりました。

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