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レポート
2023.01.16
WE ACTION DAY「子供たちの未来に夢や希望を!」EL埼玉が少女サッカークラブと体を動かし、多様性と夢について考えた

ちふれASエルフェン埼玉が1月8日にWE ACTION DAYのイベント「子供たちの未来に夢や希望を!」を開催しました。ホームタウンの埼玉県熊谷市の「熊谷リリーズ☆少女サッカークラブ」に所属する小学4年生から6年生までの子どもたちと、EL埼玉の選手が一緒に身体を動かして全力で楽しみ、グループワークで「多様性と夢」について学んだ。

「みんなで遊ぼうセッション」で体を動かすよろこびを楽しむ

今回のプログラムはEL埼玉の選手とクラブアンバサダーの薊理絵さんがアイデアを出し合いながら作り上げた。子どもたちが明るく前向きになれるように心がけたという。

イベントの前半では「みんなで遊ぼうセッション」として、選手と子どもたちが体を動かしました。又吉果奈選手が「ゴー、エルフェン!」とマイクで掛け声をしてイベントがスタートしました。

まずは、選手たちが様々なパフォーマンスを披露。料理用のおたまを使ってテニスボールでリフティングをしたり、ボールやコーンを使って頭に乗せたり、華麗なリフティングやGKパフォーマンスなどを見せたりすると、子どもたちは歓声あげて大盛り上がり。

続いて、選手と子どもたちは5チームに分かれて様々な遊びを楽しみました。各チームのリーダーとなった瀬戸口梢選手、山本絵美選手、荒川恵理子選手、船田麻友選手、吉田莉胡選手をはじめ、EL埼玉の選手全員で意見を出し合ってメニューを考案。しっぽ取り、ボール当てゲーム、ミニゲームなどバラエティーに富んでいて、子どもたちも楽しそうに取り組みました。

イベントに参加した鳥居花音さんは「たくさんの選手とふれあいができて楽しかったです。エルフェンの選手と手を繋いで遊ぶなど、貴重な経験ができてすごく良かったです」と、うれしそうに話してくれました。

松久保明梨選手は「小さい頃に自分もベレーザの選手にサッカースクールを開いてもらって良い思い出になっています。それでサッカー選手になりたいという夢を抱くことができました。その時に教えてくれた荒川さんが、今はチームメイトとして一緒にプレーしています。その経験があるからこそ、もっとこういった活動をしていきたいと思っています」と語ってくれました。

「多様性と夢」についてグループワークで考える

イベントの後半では「ありのままの自分でありのままの選択を!」をテーマにグループワークを開始。子どもたちに加えて、保護者の方も見守る形で参加しました。

「多様性と夢」について、ちふれグループLGBTQ+アンバサダーの櫻木彩人さんを招いてお話をしてもらいながら、みんなで一緒に考えていきました。松久保選手、瀬野有希選手、船田選手の3名も前に出て経験談や感じたことを話しました。

「見た目で見えないものを大切にすること」「夢を叶えるためにどんなことをしたらいいのか」などについて、プロジェクターを使って学んだり、紙に書いたり、発表したりしました。自分らしく、夢を持って取り組んでいく大切さを感じる時間になりました。

イベントを終えて、新井鈴桜さんは「今日はエルフェンの選手と運動をしたり、新しいことを学べたりしました。船田選手がやさしく話しかけてくれて、『うまいね!』と言ってくれてとてもうれしかったです。グループワークでは、初めて知った言葉もあって勉強になりました。将来サッカー選手になりたいので、これからも努力しながらプレーを続けていきたいです」と、語ってくれました。

瀬野選手は「イベントでは子どもたちの笑顔がたくさん見られて、こちらもパワーをもらいました。私は小学生のころ少年団で男の子と一緒にプレーしていたので「女子チームがあれば…」と思っていました。今は環境が整ってきていますが、『女子チームが少ないから』とやめてしまう子が少なくなるように、プロ選手としてこのような活動を続けていきたいです」と感想を述べました。



EL埼玉では、WE ACTION DAYに加えて、自主的に「TSUDOIプロジェクト」を行なっています。選手たちがおそろいのパーカーを身につけて、継続的に子どもたちとの交流を続けているのです。プロジェクトの理念に賛同した企業や団体からも支援を受けて、子どもたちに同じパーカーをプレゼントしました。持ち帰ったパーカーを見るたびに、「EL埼玉の選手と過ごした時間を思い出してもらえたら」という想いからです。今回のWE ACTION DAYを終えても、子どもたちや保護者の方の心に残り続けるイベントとなりました。

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