公益社団法人日本女子プロサッカーリーグ(WEリーグ)は9月29日(木)、新体制発表記者会見をJFAハウス1階ヴァーチャルスタジアムで実施した。同日の社員総会および理事会で選任された二代目WEリーグチェアの髙田春奈および理事・監事が出席した。
本日付でWEリーグの2代目チェアに就任させていただきました。
私がサッカーに関わるようになったのは2018年からです。地元のV・ファーレン長崎でクラブの運営や広報、事業などに携わるようになりました。もともとスポーツがとても好きでしたので、スポーツを応援することによって心が豊かになったり、人生が豊かになったりする経験を私自身もしてきました。2年間クラブ運営に携わり、(2020年に)V・ファーレン長崎の代表取締役社長に就任しました。当時56あったJクラブの中で女性の経営者は私一人、歴代でも二人目でした。今年3月からJリーグに移り、社会連携を通して、Jリーグ、Jクラブが社会の役に立つことをより促進させようと取り組んできました。
WEリーグチェアのお話をいただいたことを機に、実際に試合を見たりしていると、選手たちは生き生きと輝いており、サポーターの皆さんに愛され、とてもかっこよく素敵で、同じ女性として憧れました。世界においても、女子サッカーは良い成績を残しています。そう考えたとき、もっと選手たちを輝く場所に連れていきたい、日本女子サッカーの位置づけを高めるためにWEリーグを良くすることが、そこに貢献できることになるのではないかと考えました。サッカー界全体を考えたときも、私個人という一人の人間がWEリーグに貢献することで、女性の活躍する機会がまだ少ないJリーグに対しても良い影響を与えられるのではないかと考え、今回の決断に至りました。
WEリーグには素晴らしい仲間がいます。みんなで力を合わせてWEリーグをより高いところへ引き上げ、皆さんに勇気を与えられるように、また、女子サッカーが正当な評価を受けて多くの人々に夢を与えることが日本社会全体の女性活躍推進にもつながると信じて、頑張っていきたいと思っております。
髙田春奈チェアを支え、新しいこのリーグをまたさらに強く大きくするために尽力してまいります。日本サッカー協会専務理事という立場からも女子サッカー、WEリーグをしっかりと支え、時にリードしていくことをお約束します。
この1年間、WEリーグに携わり、奔走してまいりました。2年目、さまざまな課題はありますが一つ一つクリアしていくことで皆さまと共にWEリーグを発展させ、盛り上げてまいります。私自身、約20年以上サッカー界に携わらせていただいており、その人脈やネットワークをフル活用して貢献したいと思います。
私は主に理念推進を担当してきました。Women Empowermentを実現させられるリーグにしていきたいと思っています。日本の女子サッカーは世界でもリスペクトされています。選手たちがそれを実感し、自分たちのパワーを知り、自信を持ってプレーすることでエンパワーしていく、それを見た方々もエンパワーして元気になれるようなリーグを実現していきたいと思います。
女子サッカーをさらに発展させ、世界で戦い続けていくためにも、強化、育成、指導者養成、普及というあらゆる面でトップリーグのプロ化は必要だと考えてきました。WEリーグのありよう、その理念は、世界の女子サッカー仲間やリーグの中でも非常に評価され、注目されています。非常に大切な2シーズン目、さらに前進していけるよう尽力してまいります。
現在、日本サッカー協会に所属し、審判委員会の副委員長などを担当しております。支える側として、さまざまな角度で女性が社会に貢献できるよう私自身も貢献していきたいと思っています。WEリーグをさらに盛り上げられるよう力を尽くします。
現在、Jリーグに所属しています。これまで以上にJリーグとWEリーグの連携を図り、そして日本女子サッカーリーグ(なでしこリーグ)の理事も務めておりますので、なでしこリーグとの連携も高めながらWEリーグに貢献したいと思っています。
感動、興奮、共感をより多くのお客さまに届けていくことが、プロスポーツの役割だと思っております。特に立ち上がり時期のWEリーグでは、理念の発信を軸に共感の輪を広げて事業を拡大していくことを目指し、盛り上げていきたいと思っています。
ジェフユナイテッド市原・千葉レディースの社長を務めております。当クラブはJリーグ、WEリーグで2つのプロチームを抱えています。これを武器にサッカーを通して地域活性化、SDGsの推進に貢献していきたいと思います。WEリーグにとって今、一番大事なのはこの瞬間です。われわれも選手もみんなが大事な時期を迎えています。ご支援よろしくお願いします。
ちふれASエルフェン埼玉の代表取締役社長をしております。前職は日本女子サッカーリーグ(なでしこリーグ)の専務理事を務め、1996年から2016年までの21年間はアルビレックス新潟のクラブ立ち上げから、最後の8年は社長も務めさせていただきました。クラブ運営の経験を生かし、WEリーグの発展に貢献していきたいと思っております。
サンフレッチェ広島の取締役をしております。(昨年)サンフレッチェ広島レジーナをゼロから立ち上げました。WEリーグとJリーグのどちらも認識しており、互いの良いところを還元できるように努めます。女子サッカーの発展、選手の活力、観戦されている方にも活力を与えられるようなリーグを目指してまいります。
私は、企業経営という立場からサステナビリティ、ダイバーシティ等を通じて経営改革を進めています。WEリーグの理念にとても共感していますし、多様性溢れる社会は、個人も組織も社会も望んでいることです。WEリーグを通じて、皆さまに楽しく希望溢れるものを伝えられるよう貢献していきます。
Women Empowermentは、女子サッカー界のみならず、日本全体の大きな課題だと思っています。WEリーグのビジョンを軸に、Women Empowermentということ、そして、WEリーグの社会的価値を高めていくことに貢献したいと思っています。
同じ女子のチームスポーツであり、ボールゲームであるという共通点の多いバレーボールを、選手としてプレーしてきました。その経験と現役を退いた元アスリートとしての視点、そして、子どもを持ちながら働く母としての視点など、いろいろな角度からWEリーグの価値向上や人気度アップに貢献できるよう尽力してまいります。
現在、アルビレックス新潟で選手をしております。このような機会をいただけたことは大変光栄です。選手として10年間の経験や選手側から見える景色を伝えていけたらと思っております。日本におけるサッカーやスポーツ、アスリートの価値をもっと高めていきたいですし、サッカーに恩返しをしたいと思っています。
弁護士をしております。昨季は、理事として女子サッカーの魅力、WEリーグの可能性というものを強く感じました。今季は監事として、WEリーグが選手やチーム、ファンの皆さまと心をひとつにフェアに健やかに発展していけるよう力を尽くしたいと思っています。
2018年に出身地の鳥取県で開催されたなでしこジャパン(日本女子代表)とノルウェー女子代表の国際親善試合で、初めて女子サッカーを生で観戦しました。白熱した試合、鳥取ではめったにない6,000人の大観衆、その中に大勢のサッカー少女がいたことを強く覚えています。彼女たちの夢舞台を、WEリーグ監事としてサポートできることを誇りに思います。
Women Empowerment は非常に大切なコンセプトということで、私自身もとても共感しています。本質的には、日本社会全体に何となく漂っている抑圧みたいなものが、彼女たちの活躍によって取り払われ、一人一人の可能性が開かれるような社会の発展へ、WEリーグから始まっていくといいなと思っております。