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リリース
2022.07.27
2022-23 WEリーガー研修を開催
自分のパワーを表現・言語化できるWEリーガーを目指しプログラムを受講

 

公益社団法人日本女子プロサッカーリーグ(WEリーグ)は、7月13日(水)~15日(金)に「2022-23 WEリーガー研修」をオンラインにて開催しました。

 

Women Empowerment Leagueというリーグ名の通り、 「自分の“POWER”(力・長所)に気づき、周囲に力を与えること(=Empowerment)」を研修の狙いとし、力を蓄えるために必要な知識や内容を経験豊富な講師から学びます。13日(水)は新人プロ選手のみを対象に、インテグリティや税務処理、目標設定など新人選手に特化した全4回のプログラムを受講しました。

 

2022-23 WEリーガー研修
主催

公益社団法人日本女子プロサッカーリーグ

 

日程

2022年7月13日(水)・14日(木)・15日(金)

 

場所

オンライン形式

 

受講選手数

7月13日(水) 新人プロ選手(※1)42名

7月14日(木)・15日(金) 全プロ選手:184名

※1 2022-23シーズンに初めてWEリーグに所属するプロ契約選手

※2 体調不良等により出席できなかった選手、「EAFF E-1 サッカー選手権 2022 決勝大会」に選出された選手は、後日動画視聴にて受講する。

 

研修プログラム

別紙参照

 

研修プログラム協力

WEリーグシルバーパートナー パーソルグループ(パーソルキャリア株式会社)

 

担当理事コメント
小林 美由紀 WEリーグ理事 兼 理念推進部長

WEリーグでは、リーグ名称にもある「EMPOWERMENT」を、「自分の“POWER”(力・長所)に気づき、周囲に力を与えること」と定義しています。今年度は、「自分の力“POWER”を表現する」を意識したプログラムにしました。13日(水)は新人プロ選手43名を対象に、インテグリティや税務処理、目標設定など、新しくプロになった選手に特化したプログラムを実施しました。14日(木)・15日(金)は、1日3時間の計6時間、合宿中のなでしこジャパンの選手を除く、全プロ選手214名が受講しました。中田浩二さんや鈴木啓太さんから「プロフェッショナル」についてのお話を伺ったほか、スポーツ医学やメディアトレーニング、性の多様性についての知識も深めました。

 

新人プロ選手に対しては、元水泳日本代表の伊藤華英さんより、プロとしての振る舞い方を、公認会計士(EY)の多田雅之さんからは、個人事業主としての知識を、WEリーグシルバーパートナーであるパーソルキャリア株式会社の大浦征也さんからは、目標を言語化するための考え方を、座学やグループでのディスカッションを通して、プロ選手に求められる資質を身に付けました。

 

元サッカー日本代表選手の中田浩二さんや鈴木啓太さんからは、「プロとは」という視点で講義を行っていただきました。選手からの質問に答える形で、お二人の経験をもとにWEリーガーに向けたアドバイスを様々な角度からいただきました。また、WEリーグ理事の佐伯夕利子さんからは、スペインの女子プロリーグの現状やWEリーグとの比較を、スポーツドクターで産婦人科医の高尾美穂さんからは、生理を中心とした女性の身体の変化とスポーツに関するスポーツ医学を、大学教員の野口亜弥さんからは、ジェンダー・ダイバーシティやLGBTQについて、フリーアナウンサーの三須亜希子さんからはメディアトレーニングの講義を行っていただき、プロサッカー選手として何ができるか、自覚と責任をもって行動していくためのきっかけをつくる研修となりました。

 

講師コメント
東明 有美さん(WEリーガー研修コーディネーター、元サッカー日本代表)

今年の研修は自分のパワー(良いところ)を見つけて、言語化することにこだわって構成しました。特に新人選手向けの「目標を言語化する」や、全選手向けの「プロとは」の講義で、自分の想い伝えようと懸命に取り組む選手の姿を見て意識の高さを感じました。 WEリーグの価値は、競技性の高さはもちろん、社会との関わりで選手たちが生み出す影響力だと思います。WEリーガーのポテンシャルを活かすきっかけとなる研修となれば嬉しいです。

 

伊藤 華英さん(「プロとしての振る舞い」講師 元水泳日本代表)

このような研修はこれから活躍するプロ選手には重要だと感じました。自分たちが、このスポーツ界を作っていくという意識を持てるきっかけは、これから継続していかなければいけません。お金のことや、社会のこと、もっともっと選手が知って、社会にインパクトを与えられるスポーツ選手(女子選手)が増えるとよいと思いました。スポーツが成し得るものがより多岐に渡り、選手の発信でより可視化していくことを期待しています。このような機会をいただき、ありがとうございました!

 

中田 浩二さん(「プロとは」講師 元サッカー日本代表)

自分の失敗談も含め、WEリーガーの皆さんに、話をさせていただきました。みなさんもそうだと思いますが、子ども達に夢を持って欲しいと伝えているので、自分の夢「Jリーグのチェアマンになる」ということも、口に出して言っています。日本のサッカーをより良くしていくためには、サッカーを知っている人が上に立つことが大切だと思いますし、現役時代と同様、どうせ目指すならトップのポジションだと思うからです。そのために、ピッチ以外のマーケティングのことなどを今、勉強しています。WEリーグは、球際の激しさや強度はまだまだ上げることができるのではないかと思います。みなさんもプロになって2年目、もっともっと高い目標を持って、熱い試合を繰り広げられれば、ファンやサポーターは増えると思います。WEリーグ2年目楽しみにしています。

 

鈴木 啓太さん(「プロとは」講師 元サッカー日本代表)

WEリーガーの選手たちが、自分自身のことだけではなく、これからのリーグ文化を創っていこうとする姿勢が大切だと思います。 選手の皆さんには、画面越しでしたが真剣に耳を傾けていただき感謝していますし、私の経験が今後の現役生活において、少しでもヒントになれば嬉しく思います。 みなさんのご活躍期待しております。

 

選手コメント
唐橋 万結 選手(ちふれASエルフェン埼玉)

初めてWEリーグ研修を受けて、今まで自分事にできていなかったことが身近なことであり、もっと知識をつけていかないとその先にある覚悟や責任感というものも言葉だけになってしまうと思いました。このような知識を自ら学ぶことがとても大切だなと思います。プロ、アマチュア関係なく、この組織にいる上では、プロ意識というものを持ちながら日々活動していきたいです。

 

奥川 千沙 選手(AC長野パルセイロ・レディース)

様々なお話を聞くことができ、WEリーグ全体の選手の学びが増える講習会だと思いました。 この講習会から考えさせられることも多く、また自身でも調べたり知見を増やしたりしていきたいと思います。

 

長嶋 洸 選手(大宮アルディージャVENTUS)

WEリーグ初年度が終わり、いろいろな課題が出ました。スペインと比べた集客数の違いや国からの支援などを知り、他国リーグと比べて良い部分と改善しなければいけない部分が分かりました。まだまだ成長できると思いましたし、プレーヤーとして鈴木啓太さんの話を聞いて、この年でもまだ成長できると改めて感じられたのでモチベーションが上がりました。 この研修を受けて、一人一人がチャレンジ精神を持ち、チャレンジすることが評価され、冒険心に溢れたプロフェッショナルなリーグになればいいと思いました。チャレンジして失敗した時、どう乗り越えられるか、立ち居振る舞いはどうだったか、その姿勢を次世代のWEリーガーたちが見たときに、何か感じるものがあればいいなと思いました。

 

 

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