WEリーグでは、ビジョンに掲げる「世界一の女子サッカー」を実現するため、リーグ後半戦も、WEリーガー向けに「FOOTBALLを学ぼう」セミナーを隔週で開催します。第7回目は3月28日、WEリーグ テクニカルアドバイザー 小野剛氏より、「世界のサッカー最前線 〜世界一のリーグ目指して〜」についてセミナーが行われ、選手9名を含む22名がオンラインで参加しました。
セミナーは冒頭、JFA技術委員会副委員長/WEリーグ テクニカルアドバイザーである小野剛氏からの「我々は、競い合う仲間であり、かつ、高めていく仲間である。選手も競り合い、チームも競り合い、そして、リーグも競い合う、みんなで一緒になって『世界一のリーグ』を目指していきましょう!」。というメッセージを皮切りに、海外サッカーのトレンドやプロフェッショナルとは何か、など様々な観点から講義を行って頂きました。
まず小野氏より、先日行われた監督フォーラムでの内容が共有され、プレッシングとアンチプレッシングという男子サッカーのトレンドをはじめとして、常に世界の状況を掴む必要性が発信されました。それに続いて、WEリーグ前半戦を終えて、他国リーグの数値と比較してのシュートやパスの数値や、インテンシティが高い中でもファウルが少ない、クロスの成功率が高い、WEリーグのストロングポイントが共有されました。
続いて、「TEAM PhilosophyとPlay Model」、「自分のIdentity 自分が自分であるために」、という講義のなかで、複数の参加選手から、選手自身が考える自分のプレーのストロングポイントをヒアリング、AFC COACHES FORUM 2021でのACLの事例を共有しながら、「世界のサッカーはどんどん変わっていっている、自分が自分であり続けるためにもこの先のサッカーがどうなっていくのか予測しながら自分自身を絶えず変革させていくことが大事」、とのメッセージが発信されると共に、「プロフェッショナルとは?」との第1回のセミナーでの発信内容が再度共有され、参加選手のプロとしての自覚を促す講義をして頂くなど、内容の濃いセミナーとなりました。
クラブだけに留まらずリーグ全体で世界一のリーグを目指していくための話を聞けてとても勉強になりました。今自分たちが戦っているWEリーグとフランスやアメリカなどの世界のリーグとのデータによる比較や試合展開の違いなどを知ることができ、日本の強みや課題が分かりました。また、日本だけでなくアジア全体で世界にどう挑んでいるのか、AFC COACHES FORUM 2021の話も聞けてとても興味深かったです。
今回初めてWEリーガーテクニカルセミナーに参加させていただきました。 今回は世界のリーグとWEリーグを比較してどのような差があるのかを知ることができました。数値化されたデータをみていろんな比較ができて興味深いものも多くありました。 また、サッカーは日々変化するものであり、そのサッカーにいかに適応できるか、その中でもただ適応するだけではなくその中でも自分が大事にしているプレーなどは見失わないことの大切さを知ることができました。今回のセミナーで知れたことをプレーにも活かしていければと思いました。
今回のテクニカルセミナーでは現在の世界のトレンドについて詳しく知ることができました。特に、現代サッカーでは守備でも高い位置からプレッシングをすることで攻撃になることが私のサッカー感ともマッチして非常に印象的です。また、それにともなってアンチプレッシングの技術も必要となるので落ち着いてプレーできるよう認知力を高めていこうと思います。