10/2(土)14:00キックオフ NACK5スタジアム大宮
三菱重工浦和レッズレディースは、#8猶本光の速く鋭いクロスに#10安藤梢がヘディングで合わせて先制しますが、その後は大宮アルディージャVENTUSのディフェンス陣が堅い守備を見せ、前半が終了します。49分、浦和は#10 安藤梢が中央を突破してミドルシュート。跳ね返った浮き球を見逃さなかった#8猶本光がボレーシュートを綺麗に枠内におさめ2点目を決めます。さらに、途中出場の#17 遠藤優のWEリーグ初得点などで一挙4点をリード。点差を離されても諦めない大宮Vは、88分に後ろからの難しい浮き球を#28カトラーグレイスエリンが得意のヘディングで合わせる技術力の高いシュートを放って一矢を報いますが、反撃はそこまで。浦和は開幕3連勝となりました。
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大宮アルディージャVENTUS
岡本武行 監督
まず、ホームゲームに多くの方が来ていただいたことに感謝しています。試合は立ち上がりに失点してしまって、どうしてもペースが掴めませんでした。そこはまだ修正していかないといけません。前半を0-1で折り返し、後半に向けてというところで、また立ち上がりに失点して相手のペースになってしまった。その中でチャンスはありながら、決定的なところまで行けていないのが現状だと思っています。個々のところでは、ルーズボールの場面でうちのボールにできるところで相手に渡してしまっていました。最後に決められないところもしっかり修正しながら、次節の広島戦に向けてやっていければと思います。
——得点シーンを振り返って。
FWとして得点を決めることはすごく嬉しいことです。ただ、このようなダービーの試合で1-4で負けることをすごく悔しいと思っています。
——日本のサッカーに慣れる過程で、どんなところが大変ですか?
アメリカのサッカーは個人でプレーをすることが多いのに比べて、日本のサッカーは団結して1つのグループとして戦うことが大きな違いだと思っています。それに慣れようとすごく努力していますし、みんなと繋がりながらプレーをしなければいけないと自分の中で思っています。
MF #6 有吉佐織 選手
序盤で失点して、そこから少しネガティブな守備の入りになってしまいました。ただ、相手のスペースをうまく使って、カウンターでのシュートシーンは多く作れたので、まずそこを決められるようにしたいです。あとはゴールに遠いところからシュートを打つことが多かったので、自分たちの流れに持ってきたときにもう少し枚数を増やして、全体で攻撃をするという課題は見えました。
三菱重工浦和レッズレディース
楠瀬直木 監督
初めてのダービーでたくさんのお客さんが来場している中で、選手たちは少し緊張しながらもワクワクしている印象でした。そのシチュエーションのおかげでいい形での入りができて、さらに安藤選手が1点目を取ってくれたので、なおやりやすくなりました。しかしそこで安心したのか少し停滞してしまって攻めあぐねました。テンポが一定になって守りやすい形になってしまった。後半は少し疲れも出てきたなかで、2点目3点目が入ったので勝てたという印象です。もちろん勝ち点3は非常に大きいですし、記念すべきダービーを勝利できたのですが、まだまだ惜しいチャンスがあったので、課題は多いと思います。ただ、若い遠藤選手も点を取ることができて、いいゲームになったと思います。
MF #8 猶本光 選手
結果を見れば4対1だったので、勝てたことは良かったと思います。
——猶本選手は1得点1アシストの活躍でした。それぞれの得点シーンを振り返って。
1点目は、クロスを上げるときに菅澤選手が相手キーパーとディフェンスラインの間に走り込んでくれていたので、最初はそこを狙おうと思いました。でも相手のディフェンスラインが思ったより早く下がったことと、安藤選手が低い位置にいたので、ぶつけるイメージでパスを出したら決めてくれたので良かったです。
2点目はセカンドボールがバウンドしてこぼれてきたので、一瞬の打点を振り遅れないように意識して当てました。
MF #17 遠藤優 選手
前半を1-0でリードし、後半も開始直後にゴールを決められて、すごくいい流れだと思いました。途中から波がなくなったときに出場させてもらえて、自分の持ち味である流れを変えるところで貢献できたと思います。正木コーチとシュートの練習をずっとしていたので、ゴールを決めることができました。島田選手がいいところにボールをくれて、冷静に決めるだけでした。しっかり決められて結果に繋げられたことはすごい成果だと感じていて、評価してもらえるんじゃないかな、と前向きに捉えています。