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インタビュー
2021.07.15
【WE INTERVIEW #23】~島袋奈美恵選手(サンフレッチェ広島レジーナ)~


楽しんで思いきりプレーする!これこそ成長の秘訣

 

新設されるサンフレッチェ広島レジーナという未知の世界へ飛び込んだ島袋奈美恵。“人見知り”な彼女がチームメイトの信頼を勝ち取るために選んだことは、プレーでもプライベートでも“自分”を目一杯出すことだった。プレシーズンマッチでは、躍動感のあるプレーとともに、彼女自身から楽しんでいることが滲み出ていた。可能性を広げ続ける23歳はまだスタート地点に立ったばかりだ。

  

——中学、高校、そしてなでしこリーグと経験されてきましたが、一番成長した時期は?

高校卒業後に加入したINAC神戸レオネッサ時代ですね。私が持っているアイデア以外にもたくさんのアイデアがあることを実感するなど、学びしかありませんでした。最初は先輩たちに合わせてプレーしなきゃ!と思っていたんですけど、「どんどん自分のプレーを出していいんだよ」と言われて、自分らしいプレーを出さないと自分が生きないことがわかりました。

 

——自身の変化を感じるところはありますか?

私はもともと失敗したら落ち込むタイプなんですけど、「失敗から学べるし、そんなに考えなくていい」と思うようになりました。なので失敗を恐れず仕掛けられています。

 

——広島という新しいチームに来て、まず思ったことは何ですか?

最初に、自分のプレーを知ってもらおう!と思いました。ボールを持ったらとにかくタテへの突破を仕掛けて、パスを出したらすぐ走る。とりあえずガンガン走っていました。

 

——そうしたことでチームメイトに変化はありましたか?

パスをもらえるようになりました!足元へのパスというよりは、自分のスピードを活かしてもらえるようなパスが増えました。

 

——プライベートではどんなタイプですか?

人見知りですが、よく笑います。第一印象は「怖い」と言われますが、普段は大笑いしていて、いわゆる“ギャップ”ですね(笑)。大内梨央選手がいつも面白いことをしていて、彼女がいるところは常に笑いがあって楽しいです。

 

——ピッチ上で、なぜか目が行ってしまう選手はいますか?

サイちゃん(齋原みず希選手)!!一人だけちょっと違う空間にいるんです(笑)。シュート、パス、ドリブル・・・、タイミングがほかの人と全然違って驚きました。

 

——プレシーズンマッチ(2勝1分1敗)ではかなり手応えを掴んだのではないでしょうか?

手応えはありますが、もっと強くなれると感じました。最後の試合の相手がINAC神戸レオネッサだったのですが、ぼろ負けしてしまった練習試合の時と比べて上手く戦えている感覚があって、成長を実感できました。

 

——個人的にはいかがですか?

今まであまり経験がなかったスターティングメンバーとして2回出場して、スタートからでも自分の良さは出していけると感じました。ドリブルやパス、失われないところなどで戦える実感があります。

 

——この5か月間で成長を感じるところは?

思いっきりプレーできているところです!いろんな人に「楽しそうにプレーしているし、奈美恵の良さが出ている」と言われます。

 

——今年の私は〇〇が違う!と思うところはどこでしょう?

サッカーを楽しむ想いが違う!私たちはサンフレッチェ広島レジーナの一期生で、チームの良さを出していかないといけないし、このチームを応援したいと思ってもらえるように頑張らないといけない。でも自分たちが楽しんでいないと、応援してくれる人たちも楽しくないと思います。

 

——ファン・サポーターのみなさんにどんなプレーを見せたいですか?

まずはドリブルをもっと極めて、ゴールにつながるプレーをしたいです。あとは自分がボールをもらったときのレパートリーを増やしたいです。開幕は9月ですけど、プレシーズンマッチで一度見てもらったレジーナじゃない、さらにパワーアップしたレジーナを見せられるようにがんばっていきますので、応援よろしくお願いします!

 

(インタビュー・構成=早草紀子)




【プロフィール】

島袋奈美恵 (しまぶくろ なみえ)

1998年6月10日生まれ、群馬県出身

FW、背番号20

AAC高崎ホワイトスター伊勢崎市立第三中学 →前橋育英高校 → INAC神戸レオネッサ → サンフレッチェ広島レジーナ

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