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2020.11.19
「女子プロサッカー選手の契約、登録及び移籍に関する規則」が新設

11月19日(木)、公益財団法人日本サッカー協会2020年度第12回理事会にて「女子プロサッカー選手の契約、登録及び移籍に関する規則」の新設が決議されました。本規則につきましては下記をご覧ください。

 

【現行との対比表】女子プロサッカー選手の契約、登録および移籍に関する規則.pdf

【別資料_表1】女子プロサッカー選手の契約、登録および移籍に関する規則.pdf

 

WEリーグ設立に伴い、女子プロリーグ・選手に対応するために新設された本規則は、男子同様に統一契約制度(プロA~C契約に基づく制度)が設けられたほか、クラブでの育成促進を目的にトレーニング補償金制度が導入されました。また、女性特有のライフイベントである妊娠・出産への配慮として、活動再開時は登録ウインドー外でも登録可能等の内容も盛り込まれました。

 

なお、施行は2021年2月1日となっており、それまでの移行期間の対応方針や初年度の運用については、改めてお知らせいたします。

 

「女子プロサッカー選手の契約、登録及び移籍に関する規則」 現行規則からの主な変更点

1.統一契約制度(プロA~C契約に基づく制度)の導入
報酬、試合出場時間ともに現行規則に準じた水準で設定。ただし、WEリーグ所属クラブにおいては、WEリーグの参入基準としてプロB・C契約についても最低年俸を270万円(消費税別)と定める。
⇒ p.1 「1.プロ契約制度」参照

 

2.トレーニング補償金制度の導入
「トレーニング補償金(アマチュアからプロ)」(旧称:トレーニング費用)は、25歳以下の選手がアマチュアからプロへ区分変更する場合、選手が12歳~22歳の年度にアマチュアとして登録された各登録チームに支払われるものとし、その金額は登録期間1年につき、25万円とする。ただし、経過措置として、2021年度及び2022年度については、その金額は登録期間1年につき15万円とする。
⇒ p.28 「6.トレーニング補償金(アマチュアからプロ)」参照

 

「トレーニング補償金(プロからプロ)」(旧称:トレーニングコンペンセーション)は、23歳以下のプロ選手がプロ選手として他のクラブへ移籍する場合、移籍先クラブは、移籍元クラブに対して在籍年数1年あたり200万円を支払うことを原則とする。
⇒p.31 「7.トレーニング補償金(プロからプロ)」参照

 

3.登録ウインドーの厳格適用
WEリーグの選手は、原則として、JFAが定めた年2回の移籍を認める期間「登録ウインドー」においてのみ登録可能。
⇒p.19 「2-1-⑪ 登録ウインドー」を参照

 

4.支度金の設定
クラブは、新規採用した選手又は移籍した選手に対し、支度金を支払うことができる。
⇒ p.36 「8.支度金」参照

 

5.女性特有の事情(妊娠・出産)への配慮
妊娠又は出産等のために活動を中断した選手が活動を再開する場合は、登録ウインドー外においても登録可能。また、選手登録できるプロA選手は25名以内としているが、妊娠もしくは出産等のために年度中の活動を中断した選手は、その年度は「25名枠」の対象外とする。
⇒ p.8「1-6-③ 『25名枠』の例外」、p.20「2-1-⑫ 登録ウインドーの例外」参照

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