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レポート
2024.08.05
2024-25 WEリーガー研修 レポート


公益社団法人日本女子プロサッカーリーグ(WEリーグ)は、7月8日(月)~9日(火)に「2024-25 WEリーガー研修」をオンラインにて開催しました。

EMPOWER YOURSELF

WEリーガー研修は開幕から毎年開催されており、今回で4回目となりました。そして、今シーズンのテーマは、「自分のPOWER(長所)を活かそう」です。


過去のテーマ:
「自分の力POWER(長所)を見つけよう」(2021-22シーズン)
「自分の力POWER(長所)を表現しよう」(2022-23シーズン)
「自分のPOWER(長所)を伝えよう」(2023-24シーズン)


自分のPOWER(長所)を認識し、表現し伝える。Women Empowerment Leagueというリーグ名の通り、 「自分の“POWER”(力・長所)に気づき、周囲に力を与えること(=Empowerment)」を研修の狙いとし、力を蓄えるために必要な知識や内容を経験豊富な講師から学ぶことを研修の目的としています。


プロ契約の全選手を対象に、全5コマの講義を実施し、田嶋幸三氏や岡田武史氏から「プロフェッショナル」に関してお話を伺いました。そのほか、SNS活用法やスポーツ心理、契約についても知識を深め、プロサッカー選手として何ができるか、自覚と責任をもって行動していくためのきっかけをつくる研修となりました。

主催

公益社団法人日本女子プロサッカーリーグ

開催日程

2024年7月8日(月)・9日(火)

場所

オンライン形式

受講者数

WEリーガー全選手:259名
※午前/午後に分かれて受講。
※アマチュア選手の受講は任意。
※「パリオリンピック2024」に選出された選手は、後日動画視聴にて受講。

プログラム

小林美由紀 理事(WEリーガー研修担当)コメント

4シーズン目のWEリーガー研修は、テーマは変えずに内容を一新しました。
最初に、女子サッカーの歴史をジェンダーの観点から見て、今、自分たちがプロサッカーリーグでプレーできるようになるまでに多くの人が関わってきたことを学びました。今シーズンの研修は、WEリーグコミュニティオーガナイザー海堀あゆみ氏の提案で、契約に関する講義を設け、プロ選手として自身の契約を把握することが肝心であることを改めて確認しました。2日目は、SNSのからくりを知り、より効果的な発信方法を学び、スポーツ心理の講義では、自分のご機嫌は自分でとる。アスリートとしてサッカーのテクニック同様、心のコントロールもトレーニングで獲得できるものだということを学びました。「プロとは」の講義では、午前中は岡田武史氏、午後は田嶋幸三氏にご登壇いただいたのち、選手との質疑応答を行いました。WEリーグは、まだ4年目。価値を信じて、努力を怠らず進んでいくことが肝心と、背中を押していただきました。
素晴らしい講師の皆さんのみならず、練習またはオフの合間に、熱心に受講してくださった選手の皆さんに感謝いたします。

参加選手からの感想(抜粋)
ちふれASエルフェン埼玉 瀬野有希 選手

WEリーグも4年目になり、プロ選手として自分には何ができるのか、より良いリーグにして、未来に繋げるために何が出るのか考えたいと思いました。去年より結果を残すことも大切ですが、それと共により応援してもらえるチーム・選手になるために出来ることを増やしたいと思います


ジェフユナイテッド市原千葉レディース 蓮輪真琴 選手

今回の研修を通じて、今の自分がどうしていくべきなのか、どういったメンタリティでトレーニングに臨めば良いのかといったことを考え直すことができました。他人や過去/未来と比較するのではなく、“今“自分が何をしなければならないのか、何をしたいのかが大切だということを実感しました。これらは今の自分にとても必要なスキルだと思いますし、それを見つけることが出来て本当によかったと思っています


セレッソ大阪ヤンマーレディース 高和芹夏 選手

WEリーガーとして、様々な方から見られていますし、子どもたちの憧れの選手になるためには、サッカーだけではなく今回学習したような様々なジャンルの知識をまず身につける必要があると思います。良いサッカー選手になることも大事ですが、良い人間になることがまずは大切だと思いました。自分の価値を高めていけるように頑張ろうと思います


研修会の様子

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