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コラム
2024.05.24
【マッチプレビュー】第22節 三菱重工浦和レッズレディース vs 日テレ・東京ベレーザ

第22節のマッチプレビューとして、三菱重工浦和レッズレディース(浦和)vs日テレ・東京ベレーザ(東京NB)の見どころを2024年5月24日時点でのWyscout(R)のデータを基に紹介します。

浦和は18勝2分1敗勝ち点56で1位。東京NBは13勝6分2敗勝ち点45で3位。前回の対戦では2対2の引き分けでした。(前回の試合結果はこちら

右サイドからのクロスが多い三菱重工浦和レッズレディース

両チームの得点数を見てみると、浦和が52点でリーグ1位、東京NBが44点でリーグ2位。得点を奪うことに長けたチーム同士の対戦です。

浦和は右サイドからの攻撃が多いことが特徴です。クロスの本数を比較すると、右サイドが227本で左サイドが122本と100本以上右サイドからのクロス数が上回っています。

90分平均をすると右サイドからのクロス本数は、清家貴子選手が3.88本でリーグ6位、遠藤優選手が3.06本でリーグ8位。パス交換を繰り返しながら、右サイドからのクロスでシュートチャンスを作り出しています。

右サイドからのクロスの受け手として注目したいのは伊藤美紀選手。第16節の大宮アルディージャVENTUS戦から3試合連続得点を決めるなど、ここまで22試合出場して6得点。過去2シーズンは2得点だった為、それを上回る得点を挙げています。また、枠内シュート率47.06%はリーグ3位を記録しています。

伊藤美紀選手(背番号5)

クロスの受け手として注目したいのは伊藤選手だけではありません。伊藤選手を警戒していると、島田芽依選手がクロスに飛び込んできます。島田選手の枠内シュート率は42.22%でリーグ6位。島田選手を警戒すると伊藤選手がフリーになる。浦和の右サイドからの攻撃とゴール前に飛び込んでくる2選手に注目です。


島田芽依選手(背番号15)
ペナルティエリア外からのシュートと得点が多い日テレ・東京ベレーザ

東京NBもクロス本数は450本でリーグ1位となっておりクロスが多いチームではありますが、サイドからのクロスよりも、中央からボールを運んだペナルティエリア外からのシュートが多いことが特徴です。ペナルティエリアの外からのシュート数は136本、ペナルティエリアの外からのシュートで奪った9得点。このシュート数と得点数は共にリーグ1位を記録しています。

ペナルティエリア外からのシュートを打てる選手として注目なのは藤野あおば選手。ペナルティエリア外からのシュート数48本は2位のINAC神戸レオネッサの田中美南選手の24本と比べて2倍の本数を記録しリーグ1位となっています。ペナルティエリア外からのシュートで挙げた3得点もリーグ1位。枠内シュート率は41.3%でリーグ8位を記録しており、ペナルティエリア外からでも正確なシュートが打てることが藤野選手の強みです。


藤野あおば選手(背番号11)

東京NBは藤野選手以外にも山本柚月選手と北村菜々美選手もペナルティエリア外からのシュートで2得点ずつ挙げており、藤野選手を警戒すると山本選手や北村選手がシュートを打ってきます。東京NBの中央からの攻撃とペナルティエリア外からのシュートに注目です。

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