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コラム
2024.05.01
【マッチプレビュー】第18節 日テレ・東京ベレーザ vs アルビレックス新潟レディース

第18節のマッチプレビューとして、日テレ・東京ベレーザ(東京NB)vsアルビレックス新潟レディース(新潟L)の見どころを2024年4月28日時点でのWyscout(R)のデータを基に紹介します。

東京NBは2024年4月28日時点で9勝6分2敗勝ち点33で4位。新潟Lは12勝2分4敗勝ち点38で3位。前回の対戦では1対0で新潟Lが勝利しました。(前回の試合結果はこちら

この試合の注目ポイントは右サイドからのクロスです。

両チームの右サイドからのクロスに注目

東京NBはクロス本数が337本でリーグ1位。内訳を調べると、右サイドから187本、左サイドから143本と右サイドからのクロスが左より44本多いことが分かります。

右サイドからのクロスでシュートチャンスを作り出しているのは山本柚月選手。クロス本数56本、クロス成功率42.86%は共にリーグ6位、右サイドからの90分平均のクロス本数3.97本はリーグ4位を記録しています。


山本柚月選手(背番号19)

山本選手のクロスに合わせるのは鈴木陽選手と神谷千菜選手の2人。2人ともシーズン途中の加入ですが、鈴木選手のxG(ゴール期待値※):1.08はリーグ1位、神谷選手のxG:0.56はリーグ4位と上位を記録しています。


鈴木陽選手(背番号32)

鈴木選手、神谷選手ともにヘディングシュートの本数が多く、神谷選手が9本でリーグ6位、鈴木選手が7本でリーグ7位を記録しています。


神谷千菜選手(背番号9)


対する新潟Lはクロス本数が247本でリーグ6位。右サイドから119本、左から126本と右からも左からもクロスが多く上がってくるチームですが、今回のプレビューでは敢えて右サイドに注目してみます。


新潟Lの右サイドからクロスでシュートチャンスを作り出しているのは、川澄奈穂美選手。クロス本数42本はリーグ13位、クロス成功率38.1%はリーグ10位、右サイドからの90分平均のクロス本数は2.86本でリーグ9位を記録しています。


川澄奈穂美選手(背番号19)

川澄選手は第16節AC長野パルセイロ・レディースとの試合で2アシストを記録しましたが、1アシストは右サイドからのクロスによるアシストでした。


川澄選手のクロスに合わせる1人が道上彩花選手。第16節では川澄選手のクロスをあわせて得点を挙げています。道上選手は直近3試合で3得点、xG:0.38はリーグ16位、枠内シュート率も40%を記録しています。

道上彩花選手(背番号11)


もう1人注目なのは滝川結女選手。シュート数35本はリーグ5位、枠内シュート率28.57%はリーグ9位、第17節のジェフ千葉レディース戦では決勝点を記録しています。

滝川結女選手(背番号17)


右サイドからのクロスとクロスを待ち受けるFWがいかにシュートチャンスを作り出すか。両チームの右サイドとクロスに合わせるFWに注目してください。

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※ゴール期待値(xG):1試合中 (90分)のすべてのシュートにおける得点の可能性を評価する指標。確率の範囲は0~1とされ、0.1[xG]のシュートは10%、0.8[xG]のシュートは80%の確率で得点となることを意味する。PKのxG値は0.76に固定される。Wyscout(Hudl社製)独自の予測機械学習モデルを使用して算出。(同率順位の場合、プレー時間が多い方を上位に表示)

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