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レポート
2023.12.29
WE ACTION DAY 新潟Lが「スポーツとキャリア」をテーマに学生を対象としたトークイベントを実施

2023年12月10日、アルビレックス新潟レディースがデンカビッグスワンスタジアムにて「スポーツとキャリア」をテーマに、現役WEリーグ選手、Jリーグ選手を交えたトークイベントを実施しました。

ピッチの内外を問わず活躍できる人財となり、魅力あふれる新潟づくりに貢献する

トークイベントには、アルビレックス新潟レディース 道上彩花選手、同代表取締役社長 山本英明氏、現役のJリーグ選手でありながらWEリーグの理事も務めるアルビレックス新潟 島田譲選手、パーソルイノベーション株式会社 代表取締役社長 大浦征也氏、WEリーグチェア 髙田春奈が参加し、チームを通した地域貢献、スポーツとキャリアの接点、現役選手が考えるキャリア等について話をしました。


アルビレックス新潟レディースは「ピッチの内外を問わず活躍できる人財となり、魅力あふれる新潟づくりに貢献する」というステイトメントを掲げており、地域の学校に選手を派遣してキャリア教育授業やサッカー教室など年間で約40回15,000人を超える方と交流を行うなどホームタウン活動に力を入れています。「新潟の地域に支えられているアルビレックス新潟レディース。そのチームを通して地域に貢献していけるようにならないと。」と話す山本氏は、かねてより選手とセカンドキャリア・デュアルキャリアについてヒアリングの時間を設けるなど「クラブにいることで将来に渡って成長できる環境づくり」も進めているとのこと。

ピッチ外での選手の価値、サッカー以外の活動から見えてくること

昨年よりスポーツメンタルコーチとしてのキャリアをスタートさせた道上選手は「最初は両立が難しかったが、タイムマネジメントのスキルも身に付き、サッカー以外の活動をしていて見えてくることもある」と自身の変化について話しました。島田選手も「自分が企業と一緒に活動することで自分自身にも企業にも新たな価値が出せた」と過去に企業と協働した職業体験イベントを振り返りました。WEリーグ、Jリーグ両方の選手を知る髙田チェアも「サッカー以外のことに取り組むことでプレーに活きることがある」と付け加えました。

キャリアを考えるときに重要なのはアンテナを立てること

引退後のセカンドキャリアというと、現役時代とは異なる世界でゼロからキャリアを構築しなくてはいけないと考えがちです。大浦氏は「キャリアを考えるときに重要なのはアンテナを立てること。キャリアの準備のために意識するだけで日常の捉え方が変わる。」と、強調しました。参加者には、試合で結果を出すための準備や練習への取り組み方、スポンサー企業との関わりなどから得られる経験など、選手として日常を過ごす中にもビジネスの現場で役立つ要素があることが意識付けられました。


選手がピッチ外での活動を通して学ぶこと、また、選手がピッチ外でも価値を出すことで社会に還元し、スポーツから社会を変えていけることを両選手の実体験から学ぶことのできた今回のトークイベント。最後は事務局から、参加した学生に対して「アンテナを立てることは今日からできること。キャリアのヒントをつかんで、皆様自身が輝く存在になってほしい」とのメッセージで締めくくりました。

写真:🄫WE LEAGUE

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