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レポート
2023.12.12
WE ACTION DAY N相模原が「子ども虐待のない社会」「インクルーシブ社会」実現をテーマに児童養護施設交流やCPサッカー体験を実施

2023年11月23日、ノジマステラ神奈川相模原が相模原ギオンスタジアムでWE ACTION DAYを実施しました。交流を続ける児童養護施設の子どもたちをホームゲームに招待し、子ども虐待防止の「オレンジリボン運動」啓発グッズの配布や周知活動。加えて、CPサッカー体験や子ども食堂、フェムテック用品の紹介、フードドライブ活動、ボッチャ体験など幅広いイベントを複数展開して、「子ども虐待のない社会」と「インクルーシブ社会」の実現に向けて活動や啓発を行いました。

児童養護施設について学んで、子どもたちと交流

ノジマステラ神奈川相模原は相模原市内の児童養護施設2か所で子どもたちと交流。交流前の10月に勉強会を開き、所属選手全員とクラブスタッフでどのような関りが持てるのか、接し方についてなどを児童養護施設の職員の方からしっかり学んで、様々な背景を持つ子どもたちとのより良い関係づくりと体験を考えて臨みました。


複数回の訪問を通じて、サッカーやドッジボール、河原の清掃活動、サイン会などを行いました。自然と仲良くなり、選手との距離も近くなったという。子どもたちも「選手のみんなはとっても優しい。いっぱい来てくれて、一緒にいられてうれしいです」と、笑顔を見せていました。


西郡茉優選手は、「大学で子どもの虐待や発達に関することを学んでいたので、深刻な問題として捉えていました。実際に勉強して関わってみると考え方が変化しました。施設に訪問すると楽しんでもらえて、笑顔でふれあいができてよかったです」と、振り返る。 

「サッカーはボール1つあれば繋がれる」障がい、年齢、性別も関係なく楽しむ


そして、11月23日の相模原ギオンスタジアムでのホームゲームに約80名の子どもたちと職員の方を招待しました。大型バスで迎えに行き、試合前のピッチでサッカーを楽しみました。美しい天然芝の上で思い切り体を動かす貴重な機会となりました。


同時開催された、CPサッカー体験会では神奈川県の「エスペランサ」に所属するCPサッカー選手とサポーター、元サッカー日本代表の岩本輝雄さん、ノジマステラ神奈川相模原の下部組織の選手たちがともに汗を流しました。CPサッカーとは脳性麻痺や脳腫瘍の後遺症などが原因で運動に制限のある選手が行う障がい者サッカー。健常者には「利き足禁止」「走らない」など制限をつけて、CPサッカーならではの魅力をピッチで体感。


平野優花選手は「サッカーはボール1つあれば繋がれるという素晴らしさをあらためて感じました。施設の子どもたちも、CPサッカーのみなさんも、サポーターの方々も、性別年齢関係なくボールを追って笑顔になっていたのが印象的です。このような機会が増やせたらいいですね」と、語りました。


また、スタジアム外園路では児童虐待を防止する『オレンジリボン活動』を周知するために地元の学生や団体と協力して実施。試合の入場時には伊東珠梨選手が手作りしたオレンジ色の腕章をエスコートパーソンと選手が持ち、試合中も選手が腕に巻いてプレーして啓発をアピール。子どもたちの大きな声援を背に試合が行われた。


これまでのWE ACTION DAYでは初めての試合日開催となった今回の活動。スタジアムの良さを十分に活かし、多角的な視線で準備とイベントを行うことで、来場者のみなさんとともに「WE ACTION」の理解を深められた一日となりました。

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