公益社団法人日本女子プロサッカーリーグ(WEリーグ)は、株式会社乃村工藝社とともに、2023-24 WEリーグカップ決勝において、センサリールームを設置致しました。
今回、WEリーグの「サッカーが大好きなのに、観戦をあきらめていた、お子さまやご家族のみなさまに安心して観戦できる環境を作りたい」という想いに共感して頂き、乃村工藝社との協働が実現致しました。
お部屋の中には、観戦スペース・お絵描きエリア・センサリードーム・センサリーコリドー・カームダウンテント等、お子さんの身体感覚への刺激や気持ちの発散への効果が期待できるアイテムを設置し、今回ご利用頂いた3組のご家族もサッカー観戦とお部屋の中での滞在に加え、時折、お部屋に隣接するバルコニー席の観戦も楽しまれていました。大きい音が聞こえるバルコニー席観戦のためにイヤーマフや光を軽減するサングラスも利用いただけるよう準備しました。
サッカーボール型のソファを設置。お部屋の中から試合を観戦できます。お隣のご家族との間にはパーテーションではなく植栽を採用しゆるやかにご家族ごとの場所を作っています。
手触りの良いフカフカのクッションに座って、大きなボードにお絵描きができます。
センサリードームの中では、体が埋もれる感覚を感じるビーズクッションやボールプールで遊んだりできます。また、センサリーコリドーでは足裏の感触を楽しめる工夫も。
ひとりでゆっくりすることのできるカームダウンテントも準備しました。
今後も、たくさんの方にサッカー観戦を楽しんで頂ける様々な取組みを検討してまいります!
<株式会社乃村工藝社のセンサリールームに関しての取組み>
ソーシャルグッド活動のひとつ、R&D「インクルージョン&アート」をテーマにした取り組みのなかで、さまざまな理由から外出に困難がある方々、外出先での体験をあきらめている方々へ向けて、だれもが安心・快適に過ごせる空間づくりに取り組んでいます。
今年度は、研究者、当事者、専門家とパートナーシップを組み、主にスポーツ観戦空間での実証実験を通して、センサリールームの調査研究・アイテム開発を進めています。
今回は、WEリーグ様の「サッカーが大好きなのに、観戦をあきらめていた、お子さまやご家族のみなさまに安心して観戦できる環境を作りたい」という想いに共感し、一緒に、センサリールームの設置をサポートさせて頂きました。