サンフレッチェ広島レジーナの皆様、2023-24 WEリーグカップの優勝、誠におめでとうございます。WEリーグが開幕して3シーズン目の幕開けとなるこの大会で、初タイトルを獲得されましたこと、選手、監督、スタッフをはじめ、ファン・サポーター、クラブに関わる全ての方々に心よりお祝い申し上げます。
サンフレッチェ広島はJクラブとしてはJリーグ開幕時からその歴史を共に歩んできたクラブであり、多くのタイトルを手にされてきていますが、女子チームとなるレジーナは、WEリーグの設立とともにチームを創部、1から積み上げてきた新しいチームです。その2年強の間にチーム力をコツコツ強化し、このような結果に結び付けられましたのは、クラブ、チームのスタッフの皆様の日々の努力、ベテランから若手まで結果を信じて力を合わせてきた選手の皆さんのチームワーク、さらには歴史の中で積み上げられた広島の地域の皆様の後押しの賜物だと思います。今年のWEリーグカップ予選では、4勝1分けの負けなしで競合を破って早々と決勝進出を決められ、決勝に向けてしっかりと準備を進めてこられました。
日々発展を遂げている昨今の世界の女子サッカーの中で、日本の女子サッカーもこれまでの歴史を大切にしながら、さらなる進化をしていかねばなりません。今回のWEリーグカップ決勝では、優勝されたサンフレッチェ広島レジーナ以外にも、決勝に進出されましたアルビレックス新潟レディースや、今シーズンから参入して好成績をおさめたセレッソ大阪ヤンマーレディース、若い女性指揮官の元新しいサッカーを見せてくれている大宮アルディージャVENTUS、さらにはこれまでのWEリーグのタイトルを獲得してきたチームも含め、すべてのチームが拮抗した試合展開を繰り広げ、新たなWEリーグの始まりを感じさせてくれました。11月に開幕しますリーグ戦に向けて、各チームがさらにしのぎを削り、皆様に女子サッカーのワクワクをお届けできるよう、WEリーグにかかわるすべての人が一丸となって準備を進めてまいりたいと思います。
今後とも引き続き、WEリーグへのご注目、ご声援のほど、よろしくお願いいたします。
公益社団法人日本女子プロサッカーリーグ
チェア 髙田春奈