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レポート
2023.06.23
WE ACTION DAY 千葉Lが幅広い年代の女性とサッカー教室で笑顔の交流

2022-23 Yogibo WEリーグ第22節WE ACTION DAYに、ジェフユナイテッド市原・千葉レディースが千葉県内で3つの活動をしました。6月6日に「新しいトイレのマークを考えてみた」座談会を行い、10日には「八千代市ガールズサッカー教室」と「習志野市内清掃活動」を実施しました。

幼児からママさんまで楽しくて笑顔になれる女子サッカー教室を開催

6月10日の「八千代市ガールズサッカー教室」では、千葉県八千代市内でサッカー経験のある女性を対象に行われ、幼児・小中学生26名、大人9名が参加しました。小林ひなた選手、大熊環選手、城和怜奈選手、小川由姫選手がリーダーとなり、参加した選手13名が話し合いを重ねてプログラムの内容を考えました。

 

まずは「ジャンボリミッキー!」の音楽を流しながら準備体操からスタート。軽快なテンポの楽曲に合わせて、おなじみの振り付けをみんなでダンス。大熊茜選手が「大きく手と足を動かしてみよう!」と声掛け、選手たちがお手本を見せると参加者も笑顔で踊りました。さっそく体も心もほぐれて、選手との距離が一気に縮まりました。

 

次に、米澤萌香選手がリードしながら、同じ誕生月や靴の色で集まるなどのゲームやじゃんけん列車を行うと笑顔がピッチいっぱいに広がりました。

 

続いて、年代ごとに4グループに分かれ、ボールを使ったプログラムをしました。ドリブル&ターンをリレー形式で行うなどしました。選手たちは「いいね」「うまいね」「すごい」など応援の声を途切れることなく随時かけて場を盛り上げました。

 

日差しは強くないものの、湿度が高い蒸し暑いなか行われていたので、約15分おきに給水タイムを取りました。選手たちは子供達に声をかけて熱中症にならないようにしっかり対策。今回のサッカー教室に協賛している小久保製氷冷蔵株式会社が、参加者が持参したマイボトルに入れやすく、またアイシングや熱中症対策としても便利な小粒氷の「ロックアイス🄬マイボトル」を提供して、ケアも行いました。

 

中学2年生の曽根花杏さんは「今日は選手たちがいろんなことを教えてくれて楽しく交流できて良かったです。田中真理子選手のプレーがかっこよくて好きなので、今日は話しかけてくれてうれしかったです」と話し、ジェフユナイテッド市原・千葉レディースU-15に所属しているので、いつかチームメイトとして一緒にプレーするのを目指して練習に励むことを教えてくれました。

 

選手たちの細かい気配りで参加者全員がエンジョイできる雰囲気を作る

続いてドリブルシュートをみんなで体験。ゴールキーパーを置いてのゴール前の対決では プロの選手との間合いを楽しみました。思い思いにシュートをして、ゴールが決まると「ナイスシュート」と、選手と参加者でハイタッチ。

 

大人の女性も参加して熱心に選手にアドバイスを求めるなど積極的にプレーしていました。日本サッカー協会公認C級コーチライセンスを取得している選手も多く、指導のコツなどをしっかり押さえながら、今回のプログラムを進めていきました。先日、リフレッシュ研修会を受講したばかりということもあり、その経験も活かしていました。

 

最後はみんなでミニゲームを行いました。幼児、小学校低学年、3年生以上、大人のグループに分かれてそれぞれ対戦。ジェフの選手との対戦を笑顔で楽しみました。休みになったチームの参加者には、選手たちが声をかけて空いたスペースでボール回しをしたり、シュートのコツを教えたり、コミュニケーションをとっていました。

 

ゲーム終了後、選手たちが用意したプレゼントをかけて、じゃんけん大会をしました。参加選手全員のサイン入りクーラーバッグやタオルマフラーなどを手にしてよろこぶ姿があちらこちらに見られました。

 

選手たちは輪に入りづらくしている参加者にも優しく話しかけて、1対1でサッカーを楽しむなど、みんなが笑顔になれるような工夫を随所にしていました。リーダーとして終始目を配っていた小林選手は、「今回は、幅広い年代の参加者全員が楽しめるようなメニュー作りを意識しました。選手みんなで考えたのでたくさんの笑顔が見られて良かったです。私は千葉県出身なのでジェフの選手のサッカー教室に何度も参加して良い思い出が残っています。丸山桂里奈さんのサインやユニフォームは今も持っています。今は、逆の立場でやれているのがすごく感慨深いですね。思い出やプレゼントは残るものですから、こういった活動を大切にしたいです」と、振り返りました。

 

今回のサッカー教室は女性がサッカーを学ぶ場を提供するということを主眼に置いて企画されました。プロ選手として地域への貢献と女子サッカー選手がこれからも競技を続けていくための環境づくりに貢献できたイベントとなりました。

 



今回のイベントには、大滝麻未選手が1歳7ヶ月の息子を連れて参加しました。大滝選手は「たくさんの女の子やママさんに参加してもらってうれしかったです。このサッカー教室をきっかけにもうちょっとサッカーを頑張ってみようかな、サッカーが大好きだなと思ってくれる人が一人でも増えてくれると良いですね。私は高校まで男子とサッカーをしていたのでこういった環境があるのは、女子サッカーがだんだん普及したのを肌で感じます。それに、参加者のみなさんが息子をすごくかわいがってくれて、とても良い時間になりました」と、笑顔で語りました。

 

大滝選手の息子はピッチで選手やクラブスタッフ、サッカー教室にやってきた女の子たちと楽しく遊びながら見学していました。アメリカなどでは当たり前の光景です。出産後も選手が子どもを連れて活動する様子を日常として感じながらイベントを体験できた参加者が、いずれママになっても当然のようにサッカーを続ける日は近いうちにやってきそうです。

 

これまでWEリーグでは、WE ACTION DAYを2シーズンに渡って実施しました。11クラブの選手たちがそれぞれ自主的に考えて行動してきた理念推進活動は、たくさんの人々の心に残るものになりました。毎節の活動はこれで一旦終了となります。日本初の女子プロサッカーリーグとして、これからも「女子サッカー・スポーツを通じて、夢や生き方の多様性にあふれ、一人ひとりが輝く社会の実現・発展に貢献する」ために行動をしていきます。

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