2025年1月11日、日テレ・東京ベレーザがそんぽの家S稲城で「『SOMPO流 子ども食堂』と一緒に地域をつなぐ」を行いました。
SOMPOグループの中で介護事業などを行うSOMPOケア株式会社では、『SOMPO流 子ども食堂』を通じて、ご利用者と子どもたちの交流機会を創出し、ホームを地域住民の多世代交流拠点とすることに取り組んでいます。これにより、ご利用者に活力と笑顔をもたらし、職員のさらなる働きがいを醸成するとともに、子どもを取り巻く社会課題の解決にも貢献することを目指しています。本取り組みは、全国に展開する介護付きホームをはじめ、約450の居住系事業所・デイサービス等において毎月開催されています。
そこに、地域の人々と一緒に女子サッカーを盛り上げていきたいという思いを持って、東京NBが参加。入居しているご利用者の方や地域の子どもたちとともにフットゴルフなどを楽しむ時間を過ごしました。
「多様性がテーマとなっているALL WE ACTION DAYの開催にともなって、どのようなことに取り組んだら良いかを考えました。ホームタウンにある介護施設などに選手が訪問するような活動も展開できたらと考えていた中で、リーグタイトルパートナーであるSOMPOグループさんから『SOMPO流 子ども食堂』のお話を伺いました。場所についてもクラブハウスのある東京都稲城市の会場での開催をセッティングしてくださり、今回の会場となった「そんぽの家S稲城」での実施につながりました。もともと東京NBはホームタウン活動のスローガンにも掲げている『BE HAPPY, TOGETHER』の精神に則り、ホームタウンに住まれている地域の方々と『ともに(Together)』『豊か(Happy)』になれるような活動を展開しており、WE ACTION DAYを通じて、リーグパートナーであるSOMPOさん、稲城市という地域とともに多様性や多世代といった活動ができたことで、さまざまな相乗効果が生まれる形になりました」とクラブスタッフは言います。
パートナー×地域×クラブが手を携える形となった今回。東京NBからは柏村菜那選手、池上聖七選手が「そんぽの家S稲城」に訪問しました。
「若手選手の二人が訪問することになりましたが、二人はこうした活動もはじめてで、介護現場での活動も初。『自分たちでいいの?』『大丈夫かな』とすごく緊張していたと思います。でも事前に『こういうことを話そう』『こうしよう』と二人で話しながら、しっかりと準備をしていました」とクラブスタッフが舞台裏を教えてくれました。
緊張した面持ちの二人が「そんぽの家S稲城」に到着し、入居しているご利用者と、地域の子どもたちとの交流がスタート。まずは、選手たちによるリフティングなどの披露です。一つひとつの華麗なプレーに、「おお〜すごい!」と大きな拍手や歓声が上がりました。
次に、椅子に座ったままでも行える準備体操にみんなでトライ。選手たちは、ご利用者や子どもたちの様子を見ながら、ゆっくりと丁寧に進めていきます。かかと上げ、もも上げなどを無理のない範囲で行ってもらい、身体とともに会場の空気もゆったりと温かい雰囲気になる中、ご利用者と子どもたちと楽しむ『フットゴルフ』へ。
「ご利用者の方や小さな子どもでもできるものを考えたときに、東京NBのイベントでも行っていて、座っていてもサッカー体験ができる『フットゴルフ』が思い浮かびました。ただ、ご利用者の方の中には足が動かしにくい方や立って蹴ることが難しい方もいらっしゃると思います。子どもたちも含めてボールを蹴ることに対するハードルが高いかもしれないと考えており、当日まで心配な部分もありました。でも、実際には『これならやってみようかな』とチャレンジしてくださったり、ゴールに入れようと何度も蹴ってくださったりする方もいらして。とても楽しそうに盛り上がっていました。全員が参加してくださったのは、見ていてもうれしかったです」(クラブスタッフ)
ゴールが決まると選手とハイタッチするシーンが何度も見られるなど、ご利用者の方たちが夢中になっていく中で、子どもたちも白熱。ボールを蹴る人によってゴールまでの距離を変えたり、選手たちがDFとして立ったりするなど、難易度も変えながらみんなでフットゴルフを楽しみます。
「昔、サッカーをやっていたのですが、今日は久しぶりにボールを蹴りました。楽しかったです。またこうした機会があったら参加したいです」とご利用者は顔をほころばせます。
参加していた小学生も「今日は貴重な体験ができました。選手も周りの人たちも楽しそうで、僕も楽しかったです。本当に参加して良かったなと思います。サッカーは時々見に行っていて、東京NBのことも知っていたのでサインももらえてうれしかったです。今度、試合も見に行きたいと思います」と笑顔を見せてくれました。
ご利用者と子どもたちとともに温かな地域交流の時間を育んだ東京NBのWE ACTION DAY。「そんぽの家S稲城」に明るい声がたくさん響く1日となりました。
訪問をした柏村選手も池上選手も「初めて施設訪問をしましたが、みなさんが温かく迎えてくれて、一緒にレクリエーションを楽しむ有意義な時間を過ごすことができました。子どもたちも施設に入居されている方もみんながボールを蹴ってくれて、ゴールが決まったときは、自分たちもうれしかったです。普段は、自分たちのことを知っているファン・サポーターの方々に向けたイベントが多いのですが、今回は違います。自分たちが行かないと巡り会えない方たちとの交流を経験して、『自分たちを発信する・伝える・知ってもらう』ことの重要さを改めて感じました。地域の方々にWEリーグや東京NBというクラブ、そして自分たち自身のことをもっと知ってもらい、一緒に盛り上げていくことも大切にしながら、地域貢献をしていきたいという思いが強くなりました」と、「『SOMPO流 子ども食堂』と一緒に地域をつなぐ」での時間を振り返ってくれました。
実は今回の「『SOMPO流 子ども食堂』と一緒に地域をつなぐ」のラストは、サインや写真撮影などの『交流会』で締めくくられていました。サインペンを片手に参加者のもとを回っていく選手たち。でも、その様子は、これまでのサイン会や写真撮影とは、少し違う形だったそう。
「サインや写真撮影では、(相手が)選手たちのことを知っている場合がほとんどなのですが、今回は違います。『サインを楷書で書いて』など、いつもとは異なるリクエストをいただいていました。選手たちも最初こそ驚いた部分があったと思います。ですが、すぐに一人ひとりの声を聞いて、しっかりとコミュニケーションを取っていました。みなさんもとても喜んでくださいましたし、選手たちも言葉をかわしながら、楽しみながら、よい経験を得たと思います」とクラブスタッフは言います。
交流の形も、さまざまで多様。いつもとは違ったとしても、選手たちは真摯にいつもどおりに接する姿が、そこにはありました。そうした変わらぬ姿勢こそ、東京NBが長い時間をかけて培ってきたものでもあります。
「個人的な思いでもあるのですが」と前置きをしてクラブスタッフは言葉を続けます。
「今回もそうですが、パートナー企業さんや地域のみなさん。さまざまな方々の支えがあってクラブとしての活動やプロサッカー選手としての活動ができます。選手たちにはホームタウンを中心に、もっともっといろいろな地域や周囲の人々とふれ合うことで、その大切さを知ってほしいと思いますし、今後も積極的に活動に参加してもらえたらと思っています。まだまだ女子サッカーは、認知度や競技者が少ないのも現状です。それを広めていくことも選手たちの大事な役割だと感じますし、選手たちが主体となって活動を行うことで広まっていくものもあります。選手の中には『いろいろなイベントに出たい』『自分たちがなんとかしないと』と積極的に口にしてくれたり、参加してくれたりすることももちろんあるんです。特にキャリアを重ねた選手たちが率先してくれるので、若手選手たちのお手本になっていますし、そうした思いがクラブの中でも広がっていけばと思います」と話します。
試合後のサイン会やSNSの連日投稿。これまでに選手たちが発案してきた活動が、東京NBにもたくさんあります。クラブスタッフが先頭に立つこともありますが、各所と手を取り合いながら、女子サッカーを盛り上げていきたいという思いは、選手たちも同じ。
伝統ある東京NBだからこそ、ピッチ内外で受け継がれ、紡がれているものを大切に。地域をつなぎ、世代間をつなぐ多様な活動が、これからも続いていきます。